【中村あゆみ】 翼の折れたエンジェル
人付き合いの難しさ
「素直さと謙虚さを」
自分は見えない
自分のことというのは分かっているようでいて
実は最も見えていないのでではないでしょうか
だからこそ、次から次に
いろいろな占いが流行るのではないでしょうか
私は全く信じることはありません
自分が不愉快な思いをすると自分自身のことは後回しにして
まず周りの人に原因を探します、でも相手の言葉は自分自身が
導きだしたにかもそれないのですから
それだけでは片手落ちというものですよね
最近ですがある雑誌で、隣人との度重なるトラブルが原因で
三十年間で十七回も引越しをしたという外国人の話を読みました
そこで取り上げられているエピソードを読む限り、確かに
運悪く酷い隣人たちに悩まされてきたようですが
果たして十七回全てが、隣人だけの責任なのでしょうか？
私にとっては、にわかに信じがたい話でした
周りとの関係が、どうもギクシャクしてうまくいかないことが
続くのは、実はたった一言、
簡単な一言が足りなかったのではないか？
あるいは、はたしてその時、自分は平静を保っていたか？
何か他の原因でピリピリして、つい余計なことまで
言い過ぎてしまったのではないか？
そのあたりを「もしかして？」と振り返る心の余裕や
素直さをもてると素晴らしいと思います
私も反省することしきりですが・・・
「ところであなたは」
まず自分のことは棚に上げて、立派な演説やお説教をする人に
ご注目。ご自分はパリッとした高級ブランドのスーツに身を固め
セット仕立ての髪型と完璧メークで登場しておいて
「みなさん、お子さん連れでいいんですよ。普段着で気楽に
参加できるＰＴＡにいたしましょうね」と
おっしゃる会長さんの言葉を皆さんなら信用できますか？
｢今の教育の荒廃の原因は心の教育が遅れているからです塾や
学校の勉強よりもっと大切なことを子供に教えなければなりません」
などと一見理想家ぶりながらも、ご自分の子供たちはせっせと
塾に通わせている教育評論家の先生が」いらしたら
その教育｣方針に果たして共感できるでしょうか？
「お願いだから気がついて」
言いにくいお願いや相談事があるとき
ズバリと指摘すれば感情を害しかねないので
気を遣って遠回しに話をしてもなかなか通じない、相手が
自分のことも含めて言っていることに全く気がつかない人には
手の打ちようがありません
「わたしもつつい長電話してあいまいますがかけられた方の
都合もありますよね相手が見えないからほどほどにしないと」と
恐る恐る言ってみても
「ホントにそうよねぇ。こないだは巻いちゃったわ
○○さんたら夜中の十一時にかけてきて二時間よこっちの
身にみなってほしいものだわ」
「これはあなたのことなのですよ」と
言いたくてジリジリしていても、まるでお気ずきでないのです。
おめでたいというか鈍感というかオバサン道まっしぐらなんです
ヤレヤレ・・・
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