さて、この夏の話題作の1本である宮崎駿監督の最新作「風立ちぬ」を観た。



この映画は、否応なく間違いなく宮崎駿という映画作家のフィルモグラフィを踏まえて語らざるをえない。フィルモグラフィに触れずにこの映画を観ることができるだろうか?

結論……というか、結論はありません。ショック!

この映画をいかにとらえていいのか、わからない。ξ

決して、つまらない映画ではなかった。
が、途中から「観るためには、ある種の『覚悟』を要求される映画なのだ」と気づいた(実は体調が万全ではなくて、途中でしんどくなったのは確かだけど)。

とにかく、いろいろとおかしな映画である。
まっとうなフツーの作劇法を、あえて排除している。
あえて、観客のフツーの共感を拒絶するかのようなつくりと言ってもいい。

ド素人の庵野秀明を主人公にキャスティングしたこと……
SEを人の声!作っているということ……

フツーの感動をしようとすると、こんなノイズがアタマに割り込んでくる。

いや、誤解を招くといけないので書いて置くけれど、
決して駄作ではないですビックリマーク

むしろ傑作……とは断言できないけれど、間違いなく問題作ビックリマーク

だいたい、いろいろと物議を醸し、賛否両論沸き起こり、頭を抱えて否応なく考えてしまう映画というとは……間違いなく「いい映画」ではないか!!

ぜひぜひ、多くの人たちの批評を聴いてみたい。

そんなわけで、ゼッタイにお薦めですっ!

余談
劇中、主人公が愛用するのが「計算尺」!! 思い出すのは、亡き祖父の家で、計算尺をおもちゃにていたという遠い記憶。
ああ、祖父の生前に計算尺の使い方を教わっておけばよかったなぁ、と思わされた。