夜、仕事から帰宅後、テレビで「はだしのゲン」を観る。
キャスティングをはじめ、そこそこがんばって作っているとは思ったが……
ヌルいヌルい。
小学生の時、原作を読んで激しい衝撃を受け、ほとんどトラウマ化したぐらいの漫画。
その10000分の1くらいしか、胸に迫ってこない。
所詮はテレビドラマだから、やっぱりこの程度か。
しかもフジテレビだしね。
なんたってフジサンケイグループだしね。
産経新聞とか扶桑社とかとお仲間だしね。
「正論」なんか出してるしね。
今の「正論」には「日本も核武装を」てな記事を堂々と載せてるしね。
「千の風になって」という「泣けるドラマシリーズ」のうちの1本に過ぎないわけだしね。
「非国民」のレッテルを貼られた父の台詞が、いかにも「戦後民主主義的」な「後付けの論理」だなぁ、と思ってたら脚本が「踊る大捜査線」の君塚良一だしね。
父に反感を抱く兄が予科練に入り、特攻隊に志願する(せざるを得ない)けれど、いざ出撃のときに自宅の上を何度も旋回していたら燃料がなくなって不時着し、死にきれずに上官にボコボコにされる重要なシークェンスもないし……。
ま、テレビドラマに期待した私がただのアホアホでした。
中沢啓治原作の漫画は、全巻を4~5回通読している。
私が小学生の頃に通っていた書道の先生の家(団地の一室に過ぎず、月謝1500円という超破格だったので、当時ビンボーだった我が家も、ここだけは「習い事」をさせてくれた)に、「はだしのゲン」がそろっていた。空いている時間には自由に読ませてもらっていた。
特に衝撃だったのが、やはり原爆投下直後の描写。
あまりにもすさまじい惨状の連続……
父と弟シンジがゲンの眼前で焼け死ぬシーン、映画「ヒロシマナガサキ」では引用されていたが、ドラマではちゃんと描かれていなかった。
そして、全身焼けただれたおびただしい被爆者たちの姿……。
負傷者をトラックにに乗せようと腕を引っ張ったら、ズルッと腕の肉がちぎれる場面は、はじめて読んだときから約20年たった今でもトラウマとして心に残っている。
ドラマでは、全っっっっっっっっっ然、そのおそろしさが描かれていなかった。
そりゃ、ムリだとは思う。
所詮はテレビだから。
所詮は「お茶の間」で観るためのものだから。
所詮は見終わったあと、「かわいそうだね」とか3分くらい話して終わるだけのものだから。
所詮はテレビドラマという存在そのものが、その程度のヌルくてユルいものでなければならないから。
明日放送の「後編」は、私はたぶん観ません。
とにかく、原作を読んでいただくことを切に願う。
てなことを書いている私も、もう何年も原作を読み直していない。
全巻買って、読み直さなければ。
キャスティングをはじめ、そこそこがんばって作っているとは思ったが……
ヌルいヌルい。
小学生の時、原作を読んで激しい衝撃を受け、ほとんどトラウマ化したぐらいの漫画。
その10000分の1くらいしか、胸に迫ってこない。
所詮はテレビドラマだから、やっぱりこの程度か。
しかもフジテレビだしね。
なんたってフジサンケイグループだしね。
産経新聞とか扶桑社とかとお仲間だしね。
「正論」なんか出してるしね。
今の「正論」には「日本も核武装を」てな記事を堂々と載せてるしね。
「千の風になって」という「泣けるドラマシリーズ」のうちの1本に過ぎないわけだしね。
「非国民」のレッテルを貼られた父の台詞が、いかにも「戦後民主主義的」な「後付けの論理」だなぁ、と思ってたら脚本が「踊る大捜査線」の君塚良一だしね。
父に反感を抱く兄が予科練に入り、特攻隊に志願する(せざるを得ない)けれど、いざ出撃のときに自宅の上を何度も旋回していたら燃料がなくなって不時着し、死にきれずに上官にボコボコにされる重要なシークェンスもないし……。
ま、テレビドラマに期待した私がただのアホアホでした。
中沢啓治原作の漫画は、全巻を4~5回通読している。
私が小学生の頃に通っていた書道の先生の家(団地の一室に過ぎず、月謝1500円という超破格だったので、当時ビンボーだった我が家も、ここだけは「習い事」をさせてくれた)に、「はだしのゲン」がそろっていた。空いている時間には自由に読ませてもらっていた。
特に衝撃だったのが、やはり原爆投下直後の描写。
あまりにもすさまじい惨状の連続……
父と弟シンジがゲンの眼前で焼け死ぬシーン、映画「ヒロシマナガサキ」では引用されていたが、ドラマではちゃんと描かれていなかった。
そして、全身焼けただれたおびただしい被爆者たちの姿……。
負傷者をトラックにに乗せようと腕を引っ張ったら、ズルッと腕の肉がちぎれる場面は、はじめて読んだときから約20年たった今でもトラウマとして心に残っている。
ドラマでは、全っっっっっっっっっ然、そのおそろしさが描かれていなかった。
そりゃ、ムリだとは思う。
所詮はテレビだから。
所詮は「お茶の間」で観るためのものだから。
所詮は見終わったあと、「かわいそうだね」とか3分くらい話して終わるだけのものだから。
所詮はテレビドラマという存在そのものが、その程度のヌルくてユルいものでなければならないから。
明日放送の「後編」は、私はたぶん観ません。
とにかく、原作を読んでいただくことを切に願う。
てなことを書いている私も、もう何年も原作を読み直していない。
全巻買って、読み直さなければ。