この映画は軽く薦めてしまいます。

というか絶対に観たほうがいいよ!!!これすごい面白い!すごくかっ感動するからぁぁぁ!!!

、、、というような薦めかたではなく、ちょっと2時間くらいヒマがあったら観てみてよってくらいなもんです。(失敬。2時間以上あるみたいです)

 

淡々と物語が進んでいきます。

いやテレビシリーズの映画版ということで、もっとポップに(意味不明)進んでいって大掛かりな仕掛けで盛り上がって、、、思っていたので、ちょっと意外な展開でした。

最初だけテレビ的なニュアンスがあったような  でも、そのあとは結構落ち着いた感じでしたね。ホント

※と、、ほざいておりますが私「ガリレオ」をほぼ観たとき無かったので、テレビシリーズもこんな感じだよ」って言われそう、、、

 

そんな感じ(どんな感じ?)で人間模様、謎解きが繰り広げれられて終了するのですが、私が観終わったあとにこんな感情にとらわれました。

 

なんでこんなふうになっちゃんだろうと

 

映画の出来とかではなく、完璧に登場人物に感情移入をして、この人たちの人生の歯車がこんなに狂っちゃうはどうしてだろうと感じました。

この映画はそこまで深刻に考えさすために作ったんじゃないとは思いますが、なんか登場人物が不憫で、不憫で、、、

 

一番思ったのは主人公と犯人がなぜこんなに違う人生になったのか、同じ天才でありながら、片方は物理学者、その片方はさえない数学教師、、、

進路を決めるときに「そのころ親がたおれて」なんて会話がありましたが、それがなかったら2人とも大学院に行って同じような人生を送れたんじゃないかなという思いにかられました。

※原作ではさえない風貌の男が犯人でしたが、映画では「堤真一」という主役をも喰ってしまうほどの実力者が演じてます。主役と犯人を対等にしたかったのかなと感じます。

 

人生ってタイミングで決まっちゃうだヨなぁってつくづく考えさせられました。

 

まぁ、人に勧めるときにはネタバレ覚悟で一言いっておきます。

-「美談じゃないからね」-