とても苦手だからこそ、時間をかけて、
一つひとつ丁寧に、紡いでいきたいと思った。
「誰かがやっているから」
「誰にも言えないから」
「自分を表現してみたいから」
そんな理由のようで、そうじゃない気持ちが数年前から漠然と心の中にあった。
今思えば、思い立ったその時に動き始めればよかった。
早い話が、興味を持ったその時からブログなんて更新してみればよかったんだ。
ブログを始める今日まで、やりたいという気持ちをズルズルと引きずってきてしまった。
あの頃から、このアプリはダウンロードしていたし、アカウントも作っていた。準備は万端だった。あと少しで、始められた。
当時、大学生だった自分にはブログのネタになる様な体験をする時間が山のようにあった。
眠れない夜は、起きていればよかったし、
一人で寂しい時は、友達を誘えばよかった。
会いたい人には、会いに行けた。
時間や電車賃など構わず、自分の思うままに向かっていけばよかった。
社会人のような偏見や縛りの無い、純粋でガラス玉を宝物だと錯覚していたあの頃の僕には、繰り返される毎日の中には無限の可能性があったんだ。
あと少し、あと少しだけなのに…
それでも僕はブログをやり始めなかった。
眠れない夜は、大好きなレミオロメンの曲を聴いて無理やり寝ようとした。
寂しい夜を、当たり前のことだと自分に押し付けた。
会いたい人には、こちらから気のあるような、ちょっとだけ意味深な連絡をしては、返事を待ち続けた(それも半分以上はロクに返事も来なかった)
僕は時間だけを湯水のように消費して、ブログを始めることすらやらなかった。
でも、
想いは誰にもみえないから、このように文字にして伝えたいと思った。