寂しい夜と淋しい僕で 気がつけば世界は二人きり -33ページ目

寂しい夜と淋しい僕で 気がつけば世界は二人きり

想いは誰にも見えないから、このようにブログにしてみたのです。
ダメな僕を朝日とやらが映し出す時まで

遠距離恋愛の終わりが見えている。
二人の関係が悪いというより、距離を理由に会えない現状を真剣に打開しないと、と考える時間が増えた。
いや、本当はとっくの昔にそんな事考えていたし、問題に向き合うタイミングが来ていた事も感じていた。
それなのに、コロナとか適応障害とか、くだらない妨害が入ってきたからずっと先送りにしていたのだ。という言い訳。

しかしいい加減、この状況を終わらせたい。
僕は結婚した。でも現状は遠距離恋愛と同じ。
遠距離恋愛ってどうやったら終わるのだろう。
そもそも遠距離恋愛って何?

僕の人生の最大規範であるF大先生は、
『遠距離恋愛なんて存在しない。』
と説いている。
つまりは距離の問題なんてのは、二人の恋愛を阻むほどの脅威ではないのだ。

最初にそれを読んだ時、僕は心の底から救われた。
一言一句は覚えていないが、遠距離恋愛を終わらせようと奮闘した日々は、二人にとって素敵な思い出となる、という趣旨の言葉にも大変救われた。
僕らもいつか一緒に暮らせるとそう思っていた。



ところが、今はそうは思えなくなってしまった。
僕らは、一緒に暮らせないかもしれない。
そんな悪い予感が、毎日僕の脳裏に浮かんでくる。

そりゃそうだ。
奥さんが言った言葉が、僕には本当にショックだったからだ。
「一人の時間が欲しい。」
一緒に暮らす前から、
離ればなれのこの状況下で、
一人で過ごす時間を要求してきたのだ。

その無神経さにはほとほと呆れた。
いや無神経さというより、僕との価値観のズレかな。
僕と彼女とでは、未来の捉え方が違ったのだ。
嗚呼、奥さんのこと、彼女と呼んでしまう。

とにかく、彼女が現状を打開しようとしないスタンスを取る以上、僕が独りで遠距離恋愛を終わらせる方法を考え、実行するしかない。
これは、遠距離恋愛を終わらせる議論であって、
恋愛を終わらせる議論ではない。
断じて、そうではない。
そう自分に言い聞かせながら、考えてみた、



遠距離恋愛を終わらせる方法は、
「一緒に暮らす」or「別れる」の二択だ。
それぞれの選択肢はさらに二分される。

「一緒に暮らす」を選ぶ場合、
「僕が仕事を辞めて相手の街に行く」…①
「彼女に仕事を辞めてこちらに来てもらう」…②

「別れる」を選ぶ場合、
「最後に説得を試みてから別れる」…③
「問答無用、一刻も早く別れる」…④



詳細を見ていきたい。

①は、簡単だ。
会社の所属長に「何日付けで辞めます。」と言えばいいだけ。
新しい仕事は辞めてから探せばいい。
辞める前に探してもいいが、それで一度失敗しているからたぶん出来ないだろう。
そもそも遠距離恋愛してるくらい、彼女の街は遠いのだから、転職活動が出来ないのだ。
この選択のリスクは、職を失うことと、下手をすれば彼女を失う事だ。
彼女の要望は、僕に大手企業を辞めてほしくないという事だから。
本当にイラッとするなあ。


②は、一番難易度が高い。
彼女の意向を捻じ曲げ、ある種の未来を奪う事になるからだ。
だが、結婚している時点でお互いの人生は捻じ曲がった様なものだ。
共に倒れたとしても、共に修正をしていけば良いじゃないか。
①②どちらかの選択肢を取った結果、一人の無職の期間が数年続いたとしても、食い繋いでいけるくらいには貯金があるのだ。
まあ貯金の下りは、彼女には響かなかったみたいだけど。


③は、問題の一択だ。
そのスタンスは「別れても付き合い続いてもどちらでもいい」というものだ。
一見すると、どちらに転んでもそれを受け入れる姿勢でいる様に見える。
ところがこの選択肢は、考えれば考えるほど、一番現実的ではない。最悪手なのだ。
実は③を選んだ時点で、僕の中では「付き合い続ける」か「別れる」かをすでに選んでしまっている。二択のように見えて、僕は選択肢を一つに絞ているのだ。
最悪なことに③を選ぶ事は、自分で選んだ「付き合う」「別れる」という決断を、彼女がそう選んだことにさせてしまうのだ。
事実を書き換えてしまうことはつまり、未練が残るという事だ。
「付き合う」「別れる」。
どちらにおいても未練が残る事は最悪なことだ。
Fさんは、
「あなたの元に戻って来なかったら、最初からあなたのものではないのです。」
と言っている。
残念ながら、Fさんと言えどもその意見は到底受け入れられない。
僕が彼女を好きなまま、彼女が僕を置いて離れていく事は、絶対に許さない。
逆に、僕が彼女を見捨てて離れていく事も、絶対に許してはならない。
絶対に。
絶対なんて、ないのに。


そして④は、過激派の意見に見えるが、別れると決めたらこれに限る。
嫌いな人からは離れるべきだと思っている。
それと同じで、別れた恋人からも最高速度で離れるべきだと思っている。
SNSはブロックし、写真は消し、思い出の品は捨てる。
上のものをひとつでも残すと、それが心の綻びから侵入してきて、何か琴線に触れる。
平穏な心の水面に、別れた恋人を匂わせるものが一滴落ちると、それは波紋となり大きな津波へと変貌する。轟々と心の奥底で暴れ回ったそいつは、やがて未練となって自分の心を苦しめるのだ。

ああ、③も④も未練が残るんだ。
別れるってそういう事か。



とりあえず、状況を整理するために取り得る選択を4つに大別してみた。
選択肢は極力少なくし、
選択肢の指定する範囲はなるべく広く取っておいたつもりだ。
だから設問の選択肢そのものが間違っているかもしれないという元も子もない意見については、今回は目をつぶって欲しい。
人生は常に選択の連続だとよく聞くが、
その度に選択肢の検証なんてやっている人は少ないだろう。
たまに選択肢を設定するときに検証をやり終えているのかもしれないが、ごく僅かだ。
今回の4つの選択肢も、自分なりにあらゆる角度から現状を捉えた上で設定したのだ。
そういうことにしてくれないか。
どうしても無理があると言うのなら、
「その他」…⑤
を選べばいい。
その場合、問題は解決などしない。
課題の堂々巡り。
時間の無駄、人生の無駄だと思う。



さて、僕はどれを選ぼう。