昨日、主人の実家でアルバムを整理した。
実家はもう住む人がおらず、近いうちに売却することになるようだ。
その準備のため、荷物を処分するということで写真を数枚持って行くことにした。
もう40を超えている主人の幼少期は、可愛い写真ばかりで大切に育てられたのが伝わってくる。
きちんと整理され、メッセージも至るところに書き添えられた数冊に及ぶ分厚いアルバム。
私はお義母さんに対面したことがないが、ページをめくれば几帳面さや丁寧さ、優しさが伝わって来るようだった。
メッセージの中で、心に残ったものをひとつ。
転勤が多く、新しい土地に移ったばかりのころ。
息子に色々な経験をさせ、色んなものに触れ合って、この土地も思い出深い場所にしたい。
私は衝撃だった。
私だったら、乳幼児を抱えて知らない土地で暮らす事に後ろ向きな気持ちになるだろう。
しょうがない事なのに、恨み言でも言うかもしれない。
いやだいやだ、知らない人ばかりだし、育児も初めてなのに引越なんて、というように。
これは環境に対して受身だからだと気付いた。
お義母さんは、自ら楽しくしていこう、そして思い出深い場所にしよう、と自発的なのだと思った。
思えば私は、受身でいることが多いと思う。
世の中は複雑で面倒だ。人付き合いも怖い。苦手だ。
でも世界の受取り方、世界との関わり方は自分で決める事ができる。
主人宛ての、40年前のメッセージが教えてくれた。
だからといって、私自身がすぐに変わるとは思わないけど。
良いヒントを頂いた。
ドライな言い方だが、他人の私にまで、心に残る言葉を残せるお義母さんは、素敵な人だったんだろうなあ。