何度か書いたけど、継母であるために、ハラスメントを受けたことがある。


私は継子に愛情は全くないので、そのハラスメントの数々も受け入れろと言う人もいるかもしれない。

そんな人は継子が被害者なのだからと言うだろう。

でももうすでにそれがハラスメントだ。


ハラスメントをしてくる人に対して、今あなたが言ってる事はハラスメントだし人権侵害だ!

と本人に言ったところで、「そう思わせたのなら、ごめんなさい。でもそうじゃないんですぅ」と思ってもない事を口に出した後に訳の分からない事を言われて、さらにハラスメントを受ける事もある。


私が継子がどうしようもなく苦手で嫌いなのと同じように、ハラスメントをしてくる人は継母が苦手で嫌いで受け付けられないのだと思う。


なぜ、そんなに嫌われるんだろう。

シンデレラとかの意地悪継母のイメージやテレビでの虐待事件を見て、心の痛みと不快感と共に継母というイメージが確立されてるからなのではないか。


それともう一つ。


今の時代でもなお、シングルマザーとか離婚とか再婚に抵抗があったり、アレルギーや偏見があるのではないか。


子供のために離婚せず、実父実母が揃ってはじめてマトモな家庭、と思うのではないだろうか。


特にシングルマザーの恋愛には嫌な顔をする人は多い。

母親のくせに女になるのか?って。


母親である前からずっと女としてやってきたのに。

アバズレ扱いをされるシングルマザー。

母親が恋愛をしたらアバズレ扱い。笑



母親たるもの、自分の人生は捨て、家族や子供に尽くせ!

という女性蔑視の考えが今だに根付いているのだと思う。


これは必ずしも男性側が持つ考えではなく、女性自身がそう思い込んでいて、自由に恋愛している女性を中傷したりもする。

でもそういう女性の多くは幸せではなかったり、たくさんの事を我慢していて、楽しそうに生きている人に嫉妬してシングルマザーには限らず中傷したりする。

母親になって家庭を持ったのなら、辛い事に耐えてなんぼ、みたいなプライドがあるのかもしれない。


継母差別や継母ハラスメントは女性蔑視の延長にあるのではないかと、継母になってからずっと感じていた。


再婚してから継子のお迎えに夫が行ったら、めちゃくちゃ褒められる。


「良いお父さんですね〜」って。


はあー?


いやいや、自分の子供を迎えに行くの普通でしょ。自分の子供の世話するの普通でしょ!


継子に関しては本当こういう事ばかりだった。

父親が親としての役割を果たす事は特別で素晴らしい事と評価され、私は継母というだけで、やって当たり前、いや、もっともっともーーーーっと継子のために頑張ろう、お母さん!継母なんだから。継子は可哀想な子なんだから!

というメッセージを受け取ってきた。


抗議したり戦おうとしてみたけど、そんな事はやめたら良かった。


もし、今、私と同じように訳の分からない不愉快なメッセージを受け取っている継母さんがいるとしたら、戦っても無駄。

余計に傷つくだけ。

時代が変わらないとどうにもならないと思う。


最初から頑張ってる継母を演じておけば良かった。

彼らはとりあえず継母が嫌いなのだから、認めてくれない。(そんな人ばかりじゃないとは思うけど。)

最初から認めてもらおうなんて思うのが愚かだった!

と今になって思う。

相手にするだけ無駄。

彼らの望む継母を演じ切れば良かった!

でも、当時は継子の問題行動がヤバすぎて、どうしようもなかったんだよね。


ポテサラくらい作れ!

と言ってくる人に何を言っても無駄なのと一緒。


自分を守っていこう。

頑張ってるのは自分が一番知ってる。

頑張ってなくてもいい!頑張るのは実親の仕事。


と、今日はいつになく前向きな私。





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