3月の霙の朝に「地学基礎」を読んでいます。地学の教科書内容は半世紀で大変化してました。 | あと猫の寿命ほど。如露亦如電2024

あと猫の寿命ほど。如露亦如電2024

  2013年58歳の春に「うつ病」でダウン。治療に4年半。気づくと還暦を過ぎました。
  66歳になった2020年夏に「ああ、あと猫の寿命ぐらい生きるのか」と覚悟。世の中すべて如露亦如電です。

ニコニコ 朝、街に積もりはじめた雪ですが、9時近くになってミゾレになりました。路上はシャーベット状態で歩きにくそう。

 今日は昼過ぎから晴れるとの予報。私の今日の用事は昼過ぎから夜なので、雪なくなっているかな?

 

口笛 新宿の街は「客引き」が目立たなくなっています。あの組織的な取り締まりで一斉に客引きが居なくなったですが、何年間も多額の費用を投じて展開されていた「客引き撲滅運動」(客引きへの「注意・指導」と、通行人への「注意喚起」活動)は一体何だったのか?そもそも「組織」の頭を叩けば尻尾の客引きなんて雲散するのは分かっていたはずなのに・・・。歌舞伎町に複数の大手資本による歌舞伎町タワーが出来たものの、そこが犯罪危険地帯になったから「上」から直接「浄化」がなされたのか?

 などと考えつつ、昨日は武蔵野通り方歌舞伎町への帰宅路を歩きました。

 

ウインク 今年は高校の教科書をゆっくり読んでいます。

 昨日は数研出版の「地学基礎」を教科書販売所で購入。「地学」は「生物」とともに、私が高校生の頃(50年以上前)とは内容が大きく変わっています。この半世紀間の発見と研究の成果が詰まっているわけですが、それはもの凄い情報量。高校生は覚えるのが大変です(興味がある生徒には面白いと思うけど)。あ、天文のところでは「冥王星」が惑星でなくなってますね。「太陽系外天体」って難しい存在になっています。いまは「すいきんちかもくどてんかい~!」ですね。

 

キョロキョロ 地震のメカニズムなんて、私が高校生の頃はわかりませんでした。大学に入った頃に伊豆で大きな地震があって、そしてようやく「断層」が注目されました。私が大学で受けた「経済地理」だっかかな?の教授は「断層説なんて間違いだ!」なんて堂々と主張(教壇で大声で語って、テレビにまで出ていました)が・・・。

 

キョロキョロ この「地学基礎」より内容が濃い「地学」という教科書もあります。高校の生物、化学、物理などの教科書は「○○基礎」(例えば「生物基礎」)と、それより詳しい「○○」(例えば「生物」があるようです)。教科書の「定価」はないのですが(だから「¥0」ってなっています)、「頒価」はあります。「○○基礎」は1000円以下で、「○○」は1500円程度です。いまは現役の生徒中心に教科書が供給されているので、一般向けに教科書を扱っている店は少なく在庫も少ないのですが、5月になると店も在庫も増えるようです。そのころに「地学」を入手する予定です。

 

ニヤリ ところで、「地学基礎」の「日本の天気と自然」のところに、「地学古典」というコラムがあって。そこに「日本は四季がはっきりしているために・・・」などと「俳句」を取り上げつつ書かれています。これは変です。日本の「四季」はそうは“はっきり"していません(北海度は別と思うけど)。現に「春」である「3月」はどうなのか?6月や9月はどうなのか?日本の四季は「微妙に移り変わり」グラデーションがある「四季」ではないか?って私は思うのです。それに「昔の和歌にも」ってありますけど、「昔」は旧暦ですから、今と季節感覚違います。弥生は本当に春真っ盛りで、皐月尾は梅雨時です。そして「はっきり」とは歌われてないですよね四季。むしろ移ろうもの無常なものとして季節がとらわれています。「地学」に「日本の四季ははっきりしている」などと主観的で非科学的な部分を入れ込んだのは「美しい日本」を打ち出したい劣化下保守の巣窟のような文科省?

 

 長くなってしまいました。ここまで。

 

爆  笑 良い週末を!

 

☆写真/画像は上から、大久保駅ホームから見た歌舞伎町タワー、今朝6時の天気図(気象庁サイトから)、昨日夜8時半頃の新宿武蔵野通り(少し前まで、しつこくて歩くのに邪魔なほど沢山いた客引が見当たりません)。4枚目は数研出版の「高等学校地学基礎」の表紙。5~7枚目はその中身。7枚目にある「地学古典」というコラムに、「日本の四季ははっきりしている」などと主観的で非科学的なことが書かれています。せめて「日本は繊細に四季を感じられるので」ぐらいの表現にできないのかな。

 

↓去年の今日のブログです。練馬駅への通勤路の脇の緑地で蕗が花咲かせていました。