8月15日は第二次世界大戦の当事国である日本(大日本帝国)が、「連合国」に無条件降伏することを日本国民にあきらかにした日。この日を「終戦記念日」というか「敗戦の日」というか?とにかく、明治維新以降、しゃにむに欧米列強に倣って「帝国主義」たる国造り推し進めてきた大日本帝国が、日本国民310万人(軍属、民間人合わせて)、アジア諸国民約2000万人の犠牲を出したのちに、名実ともに(制度・精神ともに)崩壊した日です。
この「大日本帝国の時代」はその黎明期(明治初期)から、せいぜい70年間程度。まさに東アジア北方騎馬集団の、ちょっとしたグループが勃興して、近隣地域を侵略して、中原近くで国を興し(その首魁は気負って皇帝を名乗り)かつ滅んでいったほどの時間。それが東アジア史的に眺めたときの「大日本帝国」の存続期間です。
そして、なにが残ったか?
脱亜入欧政策は、「敗戦後」もUSAの劣化政治劣化政治に変形した「西欧型」日本を今に残しています。
戦後の産業は?朝鮮戦争、ベトナム戦争という二つの特需(隠れたところでは「日韓条約特需」もある)を追い風に、日本は1980年代に、世界に冠たる「民主的」な「(欧米型)先進国として世界の経済シーンに覇を唱えたかのように見えました。が・・・。
あっという間のバブル崩壊と、失われた三十数年! 2世3世政治家による劣化政治の横溢! カルト集団の政権政党内での暗躍!
2023年現在、日本は「先進国」とは言えない状態。精々政権与党の国会議員たちがヨーロッパ視察して、おフランスのシャンゼリゼで、お買い物したり、エッフェル塔の前ではしゃいでいる程度の国になってしまいました。
経済力の陰りは、急激な人口現象(労働力不足)と相まって、「産業よりも利権」、国家財政に寄生する利権構造の構築へと資本を動かし。大災害、オリンピック、コロナ、戦争と次々に起こる大事件毎に、新たな利権を貪ぼる者達が跳梁跋扈する状況です。
マイナカード、マイナ保険証はその象徴。なぜ、マイナに拘る?それは、そここそが利権の草刈り場だからと、思うほかありません。
いま日本の財界は、政府に対してマイナ保険証の「納期を守れ!」って、強い圧力を掛けているようです。
「納期」? マイナ利権村の人達には、マイナカードが国民のためになろうがなかろうが、システムが不全状態であろうがなかろうが無関係実のようです。実際は「マイナカード」という国費から直接引き出せる金の流れがあります。彼らはその金儲けにつながる魔法の「カード」が欲しいだけ。
マイナは、日本の政治と経済と技術の、ひどい劣化の象徴みたいになっています。
さて、と今日はこれから、8月20日までの私の長い夏休み期間で唯一の「仕事」。ZOOM打ち合わせです(自宅から)。ZOOM会議は、有無を言わせないところがあります。もうさずがに、マスク姿はダメなので、髭も剃ります。髪も整えます。部屋も整理します。手がかかって困ったものです。
☆写真/画像は、上から今朝7時の練馬の曇り空。2、3枚目は今朝の東京新聞「こちら特報部」で取り上げられている、マイナカード利権問題。4、5枚目は関東地方の水源ダム矢木沢ダムと奈良俣ダムの貯水量。水源ダムのなかで最も貯水量が多い矢木沢ダムが水不足気味です(このほかの中小希望のダムは、まあまあの貯水率なので危機的ではありません)。今回の台風7号の影響で、少しは状況が改善するでしょうか?
↓去年の今日のブログです。「終戦の日」について、去年もあれこれ書いていました。