日替わりの天気です。天気予報は当たりません。今日も明日も1週間前の予報とはかなりズレています。
私たちの科学の力はそんなレベルです。無理にロケットやらミサイルやらは「力業」で打ち上げるけど（そして失敗もするけど）、１０万年ほど前からほとんど変わっていない生身の「ヒト」の脳の力は、そんなものです。ＩＴだの、ＡＩだのと脳の機能を「外部」において、さらにネットに自分を紐付けて日々を送っているので、「脳」力はたぶん退化しています。だから最新技術や能力を駆使しているように（うぬぼれて）思っていても失敗するのだと思います。で、行き詰まったり、訳がわからなくなったら、「正義」と「悪」を作り出して「戦争」して・・・・、動物に戻るのだと思います。
今朝、アゲハの「羽化箱」(段ボール箱に蛹作れるように「割り箸」の「枝」をおいています）の状態を確認するために、蓋を不用意に開けたら・・・。アゲハ蝶が2匹、ハラハラっと、部屋に飛び出て一匹は、開けていた窓から大空に旅立ちました。もう一匹は、しばらく部屋にとどまった後に「旅立ち」。
この２匹が蛹になったのは去年の９月２６日と２８日。ほぼ６ヵ月間、蛹で眠り続けたのです。
部屋の隅の段ボール箱の中、蛹状態で羽化の時を見計らっていた？ 生き物の力は凄い！
私たちは気象どころか、自分たちが作り出し、安定していると思われるようなシステムでも、その予測が出来ません。
昨日は西武新宿線が人身事故で１時間半ほど止まりました。
私は昨日仕事後に新宿の街に出たので、帰途は西武新宿線を使おうと思って・・・、車内に入った時に車内放送で「人身事故でしばらく止まります」みたいな情報を得ました。そして大久保まで歩いて・・・、別ルートで帰宅。
その前日はAmebaさんがほぼ１日混乱しました。こういう事態が生じると、実は「正確」に動いているような、私たちが作っているシステムとは、連日「綱渡り」であることがわかります。
ヒトは生身の能力を超えて、その能力を超える「外部」に、しかもときどき制御不能になって「ヒト」の存在を脅かすシステムを作り上げ、そしてその維持・発展に血道を上げている。そう考えると、いまは「暴走する人類」の危機なのです。「ヒト」の中に残っている「自然」は、こういう危機の中では「子供を作らない」方向に動くのかな？ 数十年後には世界は人口減少に入っていくという予測があるけど、そのまえに世界が破綻するかも？「持続的発展」など掲げているようではダメで、いまは「撤退論」を採るべきでは？って思います。
などなど、呟きながら今日も街に出かけて、「仕事」して・・・。
とにかく、良い一日を！ご無事で！
☆写真は上から、今朝７時の練馬の西空。この空にアゲハ蝶が飛び立っていきました。２枚目は今朝羽化していたアゲハ蝶。３枚目は去年の９月２９日に写した蛹化後のアゲハ蝶。この２匹は幼虫の時からずっと仲良しさんで、蛹になるときもすぐ隣。片方は明日羽化？ ４枚目はその蛹になる前の状態（前蛹状態）。５枚目は半年間蛹で冬越えした３つの蛹のうちのひとつで、今朝羽化した後の「蛻の殻」（１００均マクロをipod_touchに付けて撮影）。５枚目は西武新宿駅から大久保に向かう途中で写した「歌舞伎町タワー」。もうじき開業？ ６枚目はもうじき役目を終えて解体となる「中野サンプラザ」。人間社会は過剰に「スクラップ アンド ビルド」に励みます。
↓去年の今日のブログです。去年の今日は都心のソメイヨシノ、「寒の戻り」があったから？ まだ２分咲き程度でした。
