安倍政権後の国会は学級崩壊した小学校? そして、新聞には原子力規制委員会とか、日韓関係とか。 | あと猫の寿命ほど。如露亦如電2024

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  2013年58歳の春に「うつ病」でダウン。治療に4年半。気づくと還暦を過ぎました。
  66歳になった2020年夏に「ああ、あと猫の寿命ぐらい生きるのか」と覚悟。世の中すべて如露亦如電です。

ショボーン もわっとした空です。

 東京には、しばらくまとまった雨が降っていないから、路の花粉が流されずに溜まっています。

 「ベランダ菜園」の手入れしたいけど、花粉を浴びそうなので水遣りと散水(ベランダの花粉流し)を短時間だけ行いました。

 今日は、自宅で部屋の整理と掃除。これは年末以来出来ていないので半日仕事です。

 でも、そのまえに週末の新聞を読みます。

 

えーん 国会では「放送法」をめぐって、自民党の高市氏と立憲民主党の小西氏が「嘘ついたら針千本の~~ます」みたいな論戦をしていますが、ほんと、ジャイアン支配(安倍支配)後の国会は、学級崩壊した小学校のようです。それはさておいて・・・。

 

びっくり 「原子力規制委員会」が、完全に「原発推進委員会」になり果てています。

 北陸電力の「志賀原発」の敷地内の断層を「活断層ではない」として、同原発が「廃炉」から「再稼働」になりそうです。

 そもそも、同原発敷地内には断層が10本も通っていて、もともと危険な立地なのです。そのうち1本が原子炉の直下にあることについて「規制委員会」は「将来活動する断層ではない」とし、さらに他の断層についても「活断層ではない」としたようです。しかし、そもそもそこに10分もの断層が生じているのはなぜ?

 原発は、推進する政府や業界に「安全だ」とされがら、事故が起きても大丈夫なように?人口の少ないところに作られています。でも、もともと人口が少ない地域は、過去のなんらかの天変地異によってそうなっていることも多いわけで、基本は自然災害を受けやすいのでは?と思います。「原発安全神話」で、安全といい続ける推進派。そのためには、「危険性」の指摘は排除され、結局福島原発事故につながりました。同じことがまた繰り返されるのでしょうか?

 

ニヤリ 韓国のユン・ソンニョル大統領のもとで、日韓関係が「改善」に向かっているようです。

 「徴用工」問題についても、詰めの協議が続いています。その背景には日韓共に「経済的」利益の問題があります。そして、実際は両国内で陰の多数派とも言える「仲よくすれば良いじゃないか」派の存在があります。

 そもそも、朝鮮の植民地化(これは多くの韓国側の捉え方、日韓併合(これは日本側の歴史行為)について、基本的な合意というか、両国間国民の歴史認識には大きな隔たりがあります。「植民地」だったのかどうか?という検証も必要です(私は日本による強制併合だと思っています。「植民地支配」なら、創氏改名や言語統一は必要ないのでは?)。

 時間は掛かるけど、そこをなんとかしていかないと、って思います。韓国側と日本側がまた、民族主義に走った場合(韓国ではそれはムン・ジェイン政権のように「左派」として現れます。日本では安倍政権のように「右派」にその傾向が出る)、どうなるのか?

ニヤリ ユン・ソンニョル大統領は、どちらかというと「反日種族主義」を批判する立場に近く感じます。それは韓国では「右派」であり日本的にみれば「左派」リベラル派ですが・・・同時に財界よりで、そこだ「右派」です。日韓では「右派」と「左派」、「保守」と「リベラル」の位置関係もねじれて現れます。

 

キョロキョロ 日韓は本当に「鏡の向こう側」のような関係です。

 

ニヤリ 日本側の私達が、「日本は(朝鮮併合)で、良いことをたくさんした」などと開き直り(実際は資源を収奪した)をやめて、その日本支配の歴史にきちんと向き合うこと、そして韓国側はなぜ、朝鮮王朝末期に「独立」に失敗したのかということに向き合う(いまは、「日本の植民地支配」のためって集約されることが多い)。そういうことが出来れば良いけど・・・。

 

☆写真/画像は、上から今日午後1時過ぎの練馬の西空。2枚目は昨日の毎日新聞朝刊1面。3枚目は今日の朝日新聞1面。4枚目は梶山季之の小説「李朝残影」(光文社文庫、840円+税)。ここに収められている「族譜」などの中編小説は、日韓併合時にソウルで暮らした梶山の体験に基づいて書かれている、貴重な歴史証言小説だと思います。

 

↓去年の今日のブログです。花粉を逃れて自宅で休んでいます。