ゾルキーな写真。ソ連製カメラのイマイチの性能が、独特の味?を出します。 | あと猫の寿命ほど。如露亦如電2024

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  2013年58歳の春に「うつ病」でダウン。治療に4年半。気づくと還暦を過ぎました。
  66歳になった2020年夏に「ああ、あと猫の寿命ぐらい生きるのか」と覚悟。世の中すべて如露亦如電です。

ウインク 少し前に、中国ドラマ「河神」に使われているソ連製カメラ「ゾルキー」について書きました。

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ニヤリ そのとき、自分がゾルキー(ゾルキー3M)を使って写したフィルムデータも整理しました。

 ゾルキーの写真は、基本的に「ぼけ」ています。いわゆるレンズの良さとしての「ぼけ味」ではなくて、品質がイマイチのために生じる「ぼけ味」です。ここに出した写真は沈胴型の「インダスター50」というソ連製のレンズですが、なかなか個性的な写りになります(画面の左右の明るさが微妙に違うのは、「シャッター膜」の前後が、がうまく同期しないからです)。

 

 これらの写真は、実際にはもっとコントラストがありません。しかし、フィルムスキャンするときに自動に「補正」されて、やや見栄えが良くなっています。さらに、このブログに出すときもサイズを小さくするついでに、カラー補正を行ったので、よりよくなっています。

 

ニヤリ 「ゾルキー」はロシア語で「目敏い」「鋭い」とか「油断のない」という意味があるようです。確かに撮影中に油断して適当にフィルムを巻き上げるとフィルムが絡まって、カメラの中でブッチっと切れることがあります。ゾルキーを使うときには、十分に風景とカメラを“観察”してからシャッターを押さなければなりません。

 

ウインク 私の家のゾルキーは、いま、机の上で「書類押さえ」として働いています。もう1台「FED」というソ連製カメラもありますが・・・、それは、わたしの「仕事場」で書類押さえになっています。

 

☆写真は2010年頃の、中野区の沼袋~野方周辺(上から4枚)、新宿の街(7~9枚)。5枚目が写真を撮った「ゾルキー3」。6枚目がロシヤ語辞書のゾルキーの項(辞書は博友社のロシア語辞典)。