「出来たことを書く」ということ。”毎日にすてきな変化が起きる!「感謝ノート」のすすめ。” | あと猫の寿命ほど。如露亦如電2024

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  2013年58歳の春に「うつ病」でダウン。治療に4年半。気づくと還暦を過ぎました。
  66歳になった2020年夏に「ああ、あと猫の寿命ぐらい生きるのか」と覚悟。世の中すべて如露亦如電です。

ウインク siiさんのブログ「よりよく、生きる」から「毎日にすてきな変化が起きる!「感謝ノート」のすすめ。」をリブログさせていただきました。

 

 うつ治療のとき、私も書きました。「今日できたことノート」。

 「毎日出来たことを三つだけ書いてみる」というのですが、私は実はこれを「韓ドラ」で知りました。

 

ニヤリ 「福妃」(日本タイトル「ボクヒ姉」さん=姉の福妃は韓国語でポッキ、彼女の弟は福男でポンナムというホームドラマ。「福:복」のように「ㄱ」が下に着く(パッチム)は連音化すると音がけっこう変わります)。

 江原道の炭鉱の街で生まれた貧しい主人公ボクヒ(チャン・ミイネさん)が苦労して成功して幸せになっていく物語です。

 その長い物語の一時代、ボクヒは全羅道の醸造所で働きます。政府と大企業が結託してアルコール度数制限で零細企業に圧力かけたり、統廃合問題があったり、全うな商売が出来にくい世の中だったりで、ボクヒ姉弟が身を寄せていた醸造所の社長は、ある日動けなくなります。「うつ」でダウン。「うつ」の私はやたら社長に共鳴したりして・・・・。ニヤリ

 そのドラマの中で医師から「あなた、それはうつですよ」って社長は診断されて、「今日できたことを書く」(三つだっけ?五つだったか?)というリハビリ治療に入るのです。

ニヤリ わたしも、やってみました。だいたい3つぐらいが書きやすいのです。「感謝すること」でも同じかな?

 これは、けっこう良いです。「わたしはここにいる」という感じがします。

 

びっくり その後、しばらくして、私がリハビリボランティアで、とある事務所で労働相談データを整理していたとき、そこに相談にきていた「うつ」になった「会社人間」(男)が、これまた「うつ」になっていて治療中の別の会社人間からこの「出来たことを書く」治療法を教わりました。しかし・・・・、

 もともとが「仕事命」みたいな二人、すぐに「どれだけたくさん書けるか」って方向に話が進んで、「私は1日100に挑戦」とか「成果」を競うようになって、結局一人は頭痛に悩まされ、もう一人は一日中考え込むようになってしまいました。当然、二人の主治医は「すぐにやめて」とストップさせたとか。

 

爆  笑 笑い話のようで、けっこう深刻な「会社人間うつ」の話しです。

 仕事命の「会社人間」には治療中に「仕事」のようなものは厳禁です。これでは、せっかく良い治療法も台無しです。

 

キョロキョロ ボクヒ姉さんは、それほど話題にならなかったドラマですが(NHKでやったかな?)登場人物(俳優)が面白いです。おそらく全ての出演ドラマの中でもっとも「お淑やか」な役のキョン・ミリさんは「うつ」の社長を支えます(チャングムの敵役でチェ・ソングム尚宮役)、独特の雰囲気のキム・ユリさん(「不屈の嫁」で、イ・ハニさんにブン投げられたり、清楚な感じだけど意外性があります)、そのキム・ユリさんの婚約者役の大谷亮平さんなどなど、もう一度見てみたいドラマ。 もともと豊富だったはずの韓国の「酒製造事情」が、なぜいまは貧弱なのか?という大問題についての基礎知識も得られます。

 

☆写真は私の「うつ」治療中(職場に向かうと頭痛や悪寒がして着けなかったとき)、「出来ること」としてやっていた「石神井川散歩」の時のもの。遠くに豊島園の施設の?の屋根が見えます。下の写真は散歩道案内標識。左上に「ありがとうございます」とあって、こういうひと言で「うつ」の私はけっこう癒やされました。