うつでダウンしてから8年(寛解から3年)、雨空を見上げてあれこれと考えました。 | あと猫の寿命ほど。如露亦如電2024

あと猫の寿命ほど。如露亦如電2024

  2013年58歳の春に「うつ病」でダウン。治療に4年半。気づくと還暦を過ぎました。
  66歳になった2020年夏に「ああ、あと猫の寿命ぐらい生きるのか」と覚悟。世の中すべて如露亦如電です。

ニヤリ 朝、いつ雨が降り出すのかな? と空(写真上)を見上げていました。

 梅雨時のような空の色、私はもともと梅雨空はそれほど嫌いではないのです、なんか台湾の映画、侯孝賢監督が描く空模様みたいです。

 侯孝賢監督の「悲情市」や「恋恋風塵」、映画館で観たとき本当に良かった。あれから30年以上経っているのかぁ~。歳取るはずだ、などとベタに年齢を感じます。

 

キョロキョロ 気がつくと、「うつ」発症8周年を過ぎていました。
 先週、メンタルチェックのために月1ペースで診てもらっている心療内科で、医師が「もう(いろいろストレスがあっても)夜中に気持ちが高ぶることない?」とか“眠れないことない」とか、普段の診察とちがうことを訊いてきたのですが。なるほど、診断・治療を受けてから8年になるのか? 医師は医師なりに継続的に私を診てくれているのです。

 


 8年前。自分の日記風の「ノート」を読み返すと・・・、やっぱり、発症前の数ヶ月は心身とも疲れているような、いろいろと不安定な記述(内容も筆跡も)。そして、その後突然ダウン!(ノート記載も途絶えて) 医師にかかって1月ほど経ってから(このころは、家人に連れられての通院以外は自宅から出られずに、ほぼ眠り続けている状態)のノートには「3ヵ月で(仕事に)戻れるだろうか?」みたいな書き込みがあります。
 うつ治療はそんな簡単なものではないのに、と今は思いますが、当時は病識が弱かったのです。実際は「寛解」まで5年近くかかっています。“うつのときに見上げた雨空は、きっと重く感じただろうな”などと・・・、今朝、空を眺めながら8年前の自分のことを思いました。

 治って良かった。歳とったけど・・・ウインク

 

えー コロナウイルスの感染拡大は続きます。今日は雨が本格的に降る前にと、朝9時前にコンビニに新聞を買いに出て、ついでに少し散歩しましたが、近所の学校のグラウンドでは、多くの子どもたち(と関係者?)がマスクなしに密集状態でサッカーしています。これは・・・。一方で「東京に来ないで下さい」などと知事が言うほど危険な東京なのに、他方で聖火ランナーやらオリンピック準備やら、いまだに「アクセルとブレーキ」を同時に踏み続けるような政府・都の無策が生んだ景観です。なんとかならないものか!

 

 

☆写真は、2枚目が散歩中に写した、「境界」をものともしないハルジョン。「春紫菀」 (「オン」の字が難しいので漢字で書かれることは少ないですが)。ヒメジョン「姫女 」とともに、東京の街でよく見かける帰化植物の代表格です。ともに北アメリカからやってきました。ハルジオンとヒメジョオンは似ていて見分けが付きにくいですが、今花を咲かしているのはハルジオンとのこと、花の色が紅を帯びるのもハルジオンの特徴らしいです。そして、食べて美味しいのはハルジオンで、えぐみがあって食用に向かないのはヒメジョオンとか・・・。

☆3枚目の写真は、今年は例年より速く見頃を迎えている道路緑地帯のツツジ(サツキ?)。花咲く一群のツツジ、周りがパッと明るい感じになります。

☆本は、高橋留美子さんの「魔女とディナー」。一昨日本屋で見つけて購入。昨晩一気に読みました。登場する六十路がらみの男性陣、どうなのかな? 酷い状況に置かれているけど、あんな状態だと身体よりも心がまず折れると思うけど・・・。高橋さんが描く“高齢男性”は精神的にはタフな人が多いような・・・。