「高齢者」はこんなに忙しいのか?と思う日々。で、ゆっくりとクラギの練習。 | あと猫の寿命ほど。如露亦如電2024

あと猫の寿命ほど。如露亦如電2024

  2013年58歳の春に「うつ病」でダウン。治療に4年半。気づくと還暦を過ぎました。
  66歳になった2020年夏に「ああ、あと猫の寿命ぐらい生きるのか」と覚悟。世の中すべて如露亦如電です。

 

 いまの日本では、66歳は「高齢者」に分類されます。

 だから、私は今年のインフルエンザのワクチン注射が無料。もしコロナウイルスのワクチンを打つようになったら、「リスクが高い」高齢者は優先されるとか。

 高齢者のイメージ、というか「街のお爺さん」のイメージって、私が小学校の頃は「街のお爺さん」はヨボヨボしていました。縁台に腰掛けてゆっくり煙草を吹かしている感じ。たまに路地で遊び回る子どもの面倒を見たり、叱ったり、子どもに「くそジジ~!」とか悪口言われたり(この悪口言う側に、子どもの頃の私がいました)。

 ところが、いまは・・・。高齢化が進んだ日本社会は100歳まで生きる人が、身の回りにも出始めて、小洒落た街では高齢者のペア(昔はアベックと、かっこよくフランス語で言ったのに、いまはがさつな英語です)が腕組んで歩いているし・・・。

 しかし「爺」になっても忙しい。これで、コロナ事態がなかった、もっと外を飛び歩いているかもしれません。私はたぶんこの状況の裏には、年金の破綻と、密かに進む労働力不足(日本は今後急激に人口減に入ります)があると思います。いまはコロナで目立たないけど、日本は5年後は人が足りなくて大騒ぎしているはず。

 だからか、私も何かと忙しい。高齢者となると、「猫の手」より少し機能するから、お手伝い仕事もあるし、「多趣味」が祟って、興味・やることが多すぎて、休む暇がないのです。年末年始、どうしよう。あ、年賀状! どうしようか?今年は出す人多そうだし・・・。

 

 とかなんとかを、今朝は村治佳織さんのアルバム、「Spain」を聴きながら考えています。

 

 「Spain」に収められている、ロドリーゴの作品は、ものを想う時のBGMに最適です。村治さんはこのアルバムあたりから、「若くて可愛い女性ギター奏者」というマスメディアの取扱を振り切って、名手・名人の域に入っています。

 

 私も、無理せずに(バネ指と腰痛に気をつけて)クラギの練習を続けています。最近、「ガスコンギター教本」(全3巻)を押し入れの奥から発掘。21歳の時に私はこの教本を購入、しかし酒やら挫折やらいろいろあってグラギから離れてしまいました。よく残っていた! これ、練習曲が明るく可愛くて、楽しいのです。、私にちょうど良いから(いま第2巻あたり)、「カルカッシ」と共に練習中。目指せ!ロドリーゴの小作品!

 

☆写真は、1枚目が1995年5月に訪れた、スペイン・コルドバのカテドラルの壁。2枚目と3枚目は村治佳織さんの「Spain」のCDジャケット。4枚目は「ガスコンギター教本」の第1巻・