5. 対策・補修・補強方法(四択問題追加)  :2014年度コンクリート診断士試験 | コンクリート・不動産系の資格をとるべ (‘jjj’)(‘jjj’)(‘jjj’)

コンクリート・不動産系の資格をとるべ (‘jjj’)(‘jjj’)(‘jjj’)

● コンクリート・不動産関連資格取得の道のり
● 技術士・建築士への挑戦




こんにちは。


gorogoroです。



問題集をやって、あいまいだったところの問題をつくりました。




5.6 補修・補強後の維持管理


■ 問題 6-22 ■

ひび割れ補修工法に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。

(1) 竣工後6ヶ月後の乾燥収縮による0.5mmのひび割れ補修を軟質形エポキシ樹脂を注入することで行った。


(2) 温度ひび割れが発生したが、竣工後1年で0.05mm程度のひび割れだったので、ポリマーセメントペーストを塗布した。

(3) 変動性の少ないと思われる0.5mmのひび割れをアクリル樹脂を注入することで行った。

(4) 竣工後10年の乾燥収縮による1.5mmのひび割れをポリマーセメントモルタルを充填して行った。



◆ 解説 ◆
(1) 記述の通りである。竣工後6ヶ月の乾燥収縮ひび割れ ・・・ 変動性あり ・・・ ひび割れ幅0.5mm → 軟質形エポキシ樹脂、アクリル、(ポリマーセメントモルタル、可とう性エポキシ樹脂)

(2) 温度ひび割れ ・・・ 温度変化などにより変動 ・・・ ひび割れ幅0.05mmm → 塗膜弾性防水材(変動性があるので、ポリマーセメントペーストではダメ)

(3) 記述の通りである。変動性が少ない&0.5mm → エポキシ樹脂、アクリル樹脂、注入用ポリマーセメント

(4) 記述の通りである。竣工後15年の乾燥収縮ひび割れ ・・・ 変動性なしと考えていい ・・・ ひび割れ幅1.5mm → ポリマーセメントモルタルか可とう性エポキシ樹脂

正解 (2)



■ 問題 6-23 ■

補修用エポキシ樹脂に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。

(1) 硬質形のエポキシ樹脂は、伸びは10%以下と規定されており、一般にアンカーピンの固定に使用される。


(2) 通常のひび割れ補修には、高粘度のエポキシ樹脂が使用される。

(3) 硬質形のエポキシ樹脂は、接着強さ6.0MPa以上、引っ張り強さが15MPa以上と規定されている。

(4) 軟質形エポキシ樹脂は、接着強さが3.0MPa、引っ張り強さが1.0MPa以上と規定されている。



◆ 解説 ◆
(1) 記述の通りである。

(2) 通常のひび割れは、低粘度のものが使用される。高粘度のものは大きいひび割れや浮きの補修に使用される。

(3) 記述の通りである。

(4) 記述の通りである。

正解 (2)




■ 問題 6-24 ■

表面含侵材に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。

(1) シラン系の表面含侵材は、コンクリート表面に塗布するとコンクリート表面に通じる連通孔に対して毛細管力により浸透する。次にシロキサン結合によりポリマー化し、コンクリート表面に結合する。


(2) けい酸リチウムは固化型の表面含侵材で、養生期間中は乾燥状態にする。また、けい酸ナトリウムは反応型の表面含侵材で、養生期間中は湿潤状態にする。

(3) ナトリウム、カリウムは強アルカリで、けい酸ナトリウム、カリウムの表面含侵材はアルカリ付与するが、リチウムは強アルカリではないのでアルカリ付与の効果はない。

(4) ポリマーセメントモルタルに亜硝酸リチウムを添加した断面修復剤は、硝酸と鉄イオンが反応して不動体被膜(Fe2O3)を生成し、防錆効果を発生する。



◆ 解説 ◆
(1) 記述の通りである。

(2) 記述の通りである。

(3) リチウムも強アルカリで、けい酸リチウムの表面含侵材はアルカリ付与する。

(4) 記述の通りである。

正解 (3)






■ 問題 6-25 ■

電気化学的補修工法に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。

(1) 電気防食工法は、供用期間中通電が必要で定期的に照合電極の点検が必要である。点検は、通電を切断し、24時間後の電位の変化が100mV以上であれば合格となる。


(2) 脱塩工法では、電解質溶液が酸化してpHが下がるので、電解質溶液を補充したり交換したりする必要がある。

(3) 電着工法は、アルカリ金属である海水中のMg2+やCa2+がひび割れ内に浸透し、表層が緻密化される。

(4) 電気防食で用いられる犠牲陽極は、鉄イオンよりイオン化しやすい金属が用いられ、亜鉛などがよく用いられる。



◆ 解説 ◆
(1) 記述の通りである。

(2) 記述の通りである。

(3) Ca2+、Mg2+はアルカリ土類金属である(べん(Be)きょうま(Mg)じめか(Ca)。アルカリ金属は、Na、K(ひばり(Li)な(Na)く(K))。

(4) 記述の通りである。イオン化しやすい金属が用いられる。イオン化しやすい = 錆びやすい(酸化物になりやすい) ・・・ 鉄筋の代わりに錆びてくれる。

正解 (3)


 


■ 問題 6-26 ■

補修・補強、その後の維持管理に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。

(1) 化学的腐食のコンクリート被覆工法として、塗布型ライニング工法とシートライニング工法がある。


(2) 化学的腐食は、セメント中の水酸化カルシウムとアルミン酸カルシウム、硫酸塩が反応して、進行するため、アルミン酸カルシウムを少なくしたセメントを用いると化学的腐食を低減できる。

(3) 床板を下面増し厚工法で補修するため床板下面に鉄筋を配置し、付着性の高いモルタルを左官工法で接着した。

(4) 構造物の維持管理シナリオは、従来の考え方の従来型維持シナリオと長寿命化を見越した維持管理シナリオがあるが、現在は長寿命化シナリオにより維持管理されている。



◆ 解説 ◆
(1) 記述の通りである。

(2) 記述の通りである。

(3) 記述の通りである。

(4) 従来型維持シナリオには、事後対策型と更新型があり、長寿命化維持シナリオには事前対策型と早期対策型がある。どのシナリオがいいかは一概には決められず、基本的にはライフサイクルコストを考慮して決められる。

正解 (4)






では・・・






gorogoro