それ、誰にもらったの?
いつもの店で
ぼぅっと
花をみつめていたらしい私
常連で
仲良しの男の子の声にはっとして
答える。
今日デートした男子。
デート終わりにしちゃまだ早くない?
あ、だめだったってこと?
無邪気な仲良し君に
苦笑いする私。
まあ、いいけど。
ちなみに
ピンクのチューリップの花言葉
知ってる?
知らないと答えた私に嬉しそうに教えてくれた
愛の芽生え!
気恥ずかしくなる言葉に
この花をくれた男の子の顔が浮かぶ。
確か、26歳だったな。
あれ
7つも年下じゃん…
そしてまた思い出す
チューリップが嫌いなった記憶
あの男の歳を今年
私が追い越すんだと
ねぇ
あの頃 子供扱いしかされなかった私が
あなたを追い越すよ
もう
男の人から花なんかもらっちゃうし
一人でカウンターに座るようにも
なったんです
春になれば
まだ
胸はざわざわする
けれど
傾けるのはフロレス
花の香りのする
ワイン
だいっきらいな
罪なきチューリップ