4月3日(木)

 歴史の偽造は許されないーーー「河野談話」と日本軍

「慰安婦」問題の真実(パンフレット  志位和夫)が発売

された。これは、2月20日、日本維新の会の山田議員が

「河野談話」の見直しをせまり、「当時のことを検証する」

と菅官房長官が明らかにしたことから、3月14日に日本

共産党がこの問題にたいして発表した見解をパンフレット

にしたものである。

 さっそく読んでみる。

 「河野談話」は「本件は、当時の軍の関与の下に、

多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題である。

政府は、この機会に、改めて、その出身地のいかんを

問わず、いわゆる従軍慰安婦としての数多の苦痛を

経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべ

ての方々に対し、心からお詫びと反省の気持ちを申し

あげる」

 さらに「われわれはこのような歴史の真実を回避

することなく、むしろこれを歴史の教訓として直視

していきたい。われわれは、歴史研究、歴史教育

を通じて、このような問題を永く記憶にとどめ、同じ

過ちを決して繰り返さないという固い決意をこめ

て表明する」と述べています。

 まことにその通りだと思う。

 私はこの質問を聞いたが、山田議員は、この事実

にたいし、「なかった。証拠もない」ととらえ、われわ

れは、子どもたちのためにも汚名を晴らさなければ

として質問していた。

 従軍慰安婦問題が表面化したのは1990年。韓国

側からの訴えによる。そのため日本政府は1991年

12月から本格的な調査に乗り出すが、強制性を立証

する日本側の公文書はみつからなかった。

 そこをついて質問をしているのだ。

 そのため、日本政府は元慰安婦16人から直接

聞き取りを行い「河野談話」になったのである。

 その後、河野談話を裏付ける証拠が明らかに

されたが、それを無視して「検証」を求めている。

 また、第一次安倍政権の2007年7月16日

辻元清美議員の質問主意書にたいし、「強制

連行を示す記述はなかった」とする政府答弁

書を出し、それを最大限利用している。

 しかし外国では強制性を立証する公文書は

存在している。(スマラン事件、桂林での強制

連行)。また、この間、女性に対する国際的

人権保障が発展した。国際社会は、女性に

対するいっさいの組織的な性暴力を根絶

し、過去の重大な誤りの精算を求めている。

 私はこのパンフレットを読んでみて、

 日本がいますすむべき道は、歴史を逆行

させて、国際社会から孤立することではない。

 それこそ、子ども達に過去の過ちを責任

をもって説明することこそ、日本の平和にとって

必要なことだと強く思っている。