いつの頃からからか、阿修羅に憧れて見に行きたいと思っていた。
退職して時間ができたので、思いたって阿修羅様がいる、奈良の興福寺に行くことにした。
興福寺、国宝館には、多くの国宝が展示されている。
入って少しいった所に、釈迦如来の弟子の系図があって驚いた。
たいへん興味深い。玄蔵三蔵の名前をみつけて感激!こんな系図があるのに、びっくり!!
阿修羅様は、奥の展示室。
国宝脱乾漆造八部衆立像のうちの一体。三つの顔の表情は、比較的穏やかで、少年のようで、六本の手、腰から下に衣をまとった美しいスタイルで
カッコ良くて素敵。
━阿修羅についての勉強━
古代インドでは、善神だったが娘をインドラと言う戦闘神に嫁がせるつもりだったが、一目惚れして略奪したため、怒り狂い戦いを挑んだが完敗してしまい、天界から修羅界へと飛ばされてしまった。
自分では正義だとしても、それに固執し続けると、狭い心しか持てなくなると言う裁きだったようだ。
何とも可愛そうなお父さん、
確かに娘の為にはならないなぁ~
阿修羅と
同じ八部衆の中に沙伽羅という像があった。あどけない少年像だが、
先日五郎さんが、教えてくれた、浅草の沙伽羅竜王像と関係があるのか?と思っていたら、どうやら同一人物のようで、仏を守護する水の神様らしい。
首に巻き付けている蛇を龍にあてる説もあるらしい。
「さからは、色々な漢字が当てられている。」
日本の仏像文化は、興味深い。
知らないことがたくさんで、仏女としては、まだまだだけど、楽しい🎶
奈良は外国人観光客と修学旅行生でいっぱい。
若い人外国人のおんなの子二人、
二例二拍手一礼で、きちんと参拝している姿をみて嬉しかった。
世界遺産はみんなで守っていきたいと思った。
五月の風に誘われて、思いきって思いたって一人旅、
たくさんの出会いがあった。