Amazonプライムビデオで国際放映が制作した連続テレビドラマの『水滸伝』と『コメットさん』がこの2月から見放題配信されている。

 

Amazon.co.jp: 水滸伝を観る | Prime Video

 

『水滸伝』は日本テレビにて1973年10月から半年間放送されたもので、開局20周年番組として気合を入れられたものでもあった。中国の古い小説が原作、国際放映の制作、そして日本テレビ開局XX周年作品…、そう五年後の1978年には同じ日本テレビ‐国際放映の制作で、かの『西遊記』が作られることに。その原点のひとつとも言える作品なのである。

 

本放送時は自分が生まれたばかりで、その後の再放送で観かけたかそうでないかぐらいの自分にとっては微妙な時期の作品だから、2000年代にDVDで初ソフト化されてもずっとパスしていたし、スカパー!でも自分が導入する前の黎明期に放送があったくらいで縁がなかったのだけど、気になっていた作品ではあったから、この機会に視聴していこうかなと考えている。

 

さて、『コメットさん』は初代の九重佑三子ではなくて二代目の大場久美子が主演していたほうの。TBSにて1978年から放送開始されたもので、当時5歳の自分はバッチリと視聴対象年齢に入っていたからこちらは毎週観ていた作品であったし、思い入れも深い。

 

Amazon.co.jp: コメットさん(1978)を観る | Prime Video

 

というのは、放送時間帯が月曜7時半からで、続く8時からは同時期の『太陽にほえろ!』よりも高視聴率を獲る、まさに民放ドラマナンバー1だった『水戸黄門』、『大岡越前』、『江戸を斬る』らをローテーションで配した「ナショナル劇場」枠。当時、我が家におけるテレビのチャンネル権は、7時台までは自分にあって、アニメやバラエティ番組なんかを観ていて、金曜の『太陽にほえろ!』と土曜の『8時だョ!全員集合』以外他の曜日の8時台からは、時代劇好きの母親や祖母にチャンネルの優先権が移り、故に月曜はずっと「ナショナル劇場」枠であった。自分は能動的に『コメットさん』を観ていたものの、8時からの裏番組は子供も楽しめる日テレ『紅白歌のベストテン』だったり、当時の大好物・ブルートレインが出てくるテレ朝『鉄道公安官』があったりするから、母親や祖母は念のためにチャンネルを変えさせまいと前時間帯7時半からやる『コメットさん』の視聴を推奨していたくらいであったのだ(笑)。