たまには、テレビの話題を離れて普段のことなど。

 

いま、着るもので一番熱中しているのはジーンズ。

 

というのは、昨年から生活環境が変わり、体型がすっきりしたことに気分良くして、久しぶりにジーンズを新調していくことになった。昨年秋、まずは流行りである細身の黒を求めたところ、イタリアのブランド物であるPT05のそれを購入。価格は4万円弱だったか、お高い買い物であったけれど、満足の行くものだった。そして今年の春先、細身の白を購入。こちらはエドウィンのだったから1万円ぐらい。

 

初夏に入るころになると、ブルージーンズので、軽薄なほど色落ちしてるライトカラーのを探すことに。それで今度もまたPT05のか、同じ価格帯のヤコブコーエンあたりのを買おうといろいろ試着してみたものの、どれもイマイチ。求めている「細すぎず、また太すぎず、すっきりしたストレート」というのが難しすぎた。PT05もヤコブコーエンもシルエットがどれも細身のものばかり。いわゆるスキニーなんで、求めているイメージとどうにも合わない。で、売り場を彷徨っているうちに見つけだしたのが、なんとリーバイスの、それもド定番の501(笑)。

 

いまから25、6年くらい前、1973年生まれの自分が高校生の頃は、それこそリーバイスにヘインズのTシャツばっかりだったのだが、それ以降は縁が無くて、リーバイスを買うのはまさに四半世紀ぶりの出来事。

 

案外知られていないことに、自分が生まれる前の遥か昔からあるリーバイス501といえどもモデルチェンジを幾度も繰り返していて、時代ごとにシルエットが違うのだ。現行型の501は2013年にモデルチェンジされたもので、流行りに添って結構なまでにタイトで、これが驚いた。自分が高校生時代のリーバイスは流行りというか、リーバイスにあらずんばジーンズにあらず!みたいな風潮だったんだけど、その象徴である501は…となると、当時のものはシルエットが流行からズレていて少々野暮ったくて人気はいまひとつだった。そういうイメージがあったから試着するまでは、さほど期待していなかったのに…

 

う~ん、これだよこれ!って、いっぺんで気に入ってしまった。

 

求めていたシルエットどおりで、あまりに好印象だったことから、この夏は勢いでその後二本もリーバイスを購入。いまの主流はリーバイスでもやはりスキニーのシルエットである511なんだけど、それよりは若干太いシルエットで四十過ぎのオジサンにも似合う513。さらに、リーバイスで過去に販売したモデルを復刻している、リーバイス・ヴィンテージ・クロッシングというプレミアム・ラインから出ている501XX 1955年モデル。513のほうはストレッチが入っていて、501XX 1955年モデルのほうは綿100パーセントながら太めのシルエットなこともあって、どちらも履きやすいのなんの。だから、最初に購入して好印象だった現行型の501よりも履く機会が多い。でも、高校生時代の同級生に会うときなんかは、そっちを履いて行って「これ、いまのリーバイス501なんだよ。どう?驚いたでしょ!」ってネタに出来るし、何よりも「オレ、まだまだ29インチ履けるんだぜ〜」と軽く自慢も出来るのだ。