フジテレビTWOではオムニバス・ドラマ『世にも奇妙な物語』の放送開始25周年を記念して、外部プロへの発注制作分ではない、フジテレビ自社制作分のものを放送中。地方局ではフジテレビから権利が離れた外部プロ制作の寄せ集めがときおり放送されているけど、自社制作分のこちらはなかなか放送されることはないから貴重だ。


フジテレビONE/TWO/NEXT公式 『世にも奇妙な物語』紹介

http://otn.fujitv.co.jp/b_hp/914200142.html


先日観た#5「この気持ち伝えて」、「19XX」、「記憶の沼」の三本は1991年8月8日放送分のもの。その二本目の「19XX」は当時フジテレビで深夜に放送されていた『19XX』とのコラボレーション作品で、1991年、いまの生活がなんとも冴えない主人公の女性が、運命の岐路だった1984年特集の懐メロ番組『19XX』を観ていて、懐かしさとともに「あ~ぁ、戻れるもんなら戻りたい!」なんて嘆いていたら、その当時にタイムスリップしてしまうというストーリー。



「19XX」で主人公を演じるのは1980年代後半に『オールナイトフジ』の司会で人気を博した梶原真理子

タイムスリップした1984年当時は人気女性ファッション誌『JJ』の読者モデルであった



同じ1991年8月の公開で、フジテレビが製作した映画『波の数だけ抱きしめて』も1982年への懐古作品だったけど、テレビドラマとしてはこれが1990年代に入って初めて作られた80's懐古作品になるのかもしれない。こちらもファッションや化粧のディティールなんかけっこうなまでに凝っていた。


当時リアルタイムであったバブル末期の1991年とそこからタイムスリップする(1991年の解釈による)1984年を両方楽しめる作品だ。


今度は5月18日(月)の深夜に放送。視聴環境がある方は、どうぞチェックを。