既報の通り、本日の午後ローで『ブレードランナー』を放送。

やはり1986年4月のTBS「月曜ロードショー」枠の音声で、主役のハリソン・フォード演じるリック・デッカードの声は、堀勝之祐が担当している。ハリソン・フォードの吹き替えといえば、俳優の村井国夫がハマリ役ではあるけれど、1986年当時はまだ村井国夫は前年秋の日本テレビの「金曜ロードショー」記念すべき第一回放送の『レイダース 失われたアーク』と翌週の『スターウォーズ』で初めて担当したばかりで、=ハリソン・フォードの決定打ではなかったのだろう。

さて、地上波放送ゆえにカットシーンは多々あり、すでに1986年のTBS「月曜ロードショー」でもなされていたのだけど、逃亡したレプリカントを捜索するデッカードが容疑者が泊まっていた宿から押収した写真をコンピューター(通称:エスパー)に掛けて解析するシーンが切られた。



以前、DVD/BDソフトの吹き替え音声(1986年のテレビ放送版を収録)で観ていて、このシーンになったらオリジナルの英語音声になってしまったので「ありゃりゃ?」と思った。てっきりこの印象的なシーンも放送していたもんかと思い込んでいたら、じつはなかった。後にビデオやLDで何度も観ていたから記憶がすり替えられたのか?、それとも自分はレイチェルのように曖昧な記憶をもたらされたタイレル社による精巧なレプリカントなのか?、いや、お医者さんごっこしていた記憶はないけど(笑)。