第4話は前々番組「ザ・サスペンス」のようなミステリー編。

 

よく、サスペンスとミステリーの違いが混同されているが、この前テレ朝で放送していた「シルシルミシル」によると、サスペンスは主人公が危険な状況に追い詰められる「緊張感」を楽しむ物語。あらかじめ犯人がわかっていることが多い。ミステリーは、誰が犯人か「謎解き」を楽しむ物語。誰が犯人か最後までわからないことが多い、だそうな。

 

というわけで、今回は豪邸を舞台に謎の連続殺人が展開していくミステリーとなっている。

 

ゲストは、謹厳実直な日本中央銀行(モデルは日本銀行)のエリート官僚役に大出俊、その妻で何一つ不自由ない暮らし送っているのだが、じつはワケありなこと隠している奈良富士子と、まさに「ザ・サスペンス」のような配役と設定。この夫婦が住む高級住宅地の豪邸に訪ねてくるのは、奈良富士子の過去を知っている、昔の不良仲間だった森大河と吉岡ひとみによる刑事ドラマ御用達の性悪コンビ。

 

相変わらず、森大河の顔は暑苦しい。それがイケないのか、だいたい森大河が絡む犯罪計画は、どの刑事ドラマでも稚拙だから頓挫していく。今回もご多分に漏れず。

 

今回は他にもおなじみの顔がおなじみのキャラを演じていて、 どうしてかエンディングのゲストキャストのクレジットに載ってなかったが、練馬区の大泉学園で撮ったニューヨーク時代の酒と薬に溺れた奈良富士子を無理矢理犯す黒人にウィリー・ドーシーが出ていた。

 

さて、今回のタイトルは「Oh!女子大寮で張込み生中継」。ほとんぞ詐欺。たしかに張り込みをしたのは、女子大寮という設定の場所。しかし、建物だけで、女子大生役の端役やエキストラが誰一人として出てこない。だから、「夏・体験物語」みたいに、誰にも見られていないからってショーツ一枚でうろうろしていたり、お互いに下着姿を見せ合って品評会とかしているサービス場面は皆無。ただ単に、スーパーポリスのなかの女性陣、かとうかずこと森永奈緒美が潜入しているだけ。もちろん普通の服装のままで。エンディングで、かとうかずこの元上司のテレビマンで彼女らにバイトとしてテレビカメラ与えてスクープをモノにしたなべおさみが得意げにこのタイトル言い放つものの、こっちとしては「はぁ~?」。

 

もうひとつ珍妙な場面挙げるとすれば、「Gメン'75」も警視庁本庁舎舞台にしていないからスタッフは構造理解していないのか、スーパーポリス以外にも諸々仕事がある偉い役のタンバが大出俊を警視庁に呼び出して尋問終えると、外にはマスコミが待ち構えているから裏口から逃げるように案内。警視庁に裏口!?、そしたら、そこらへんの雑居ビルの非常階段から出て行く場面に切り替わった・・・。オイオイ。