2章-22

22.色々食べると病気が増える(2)身土不二

 動物も人間も先祖伝来食べてきたものに適応して生きています。パプアニューギニアの人たちは数千年来、食事の8割が芋で2割が野菜・果物・魚でした。ところが近年急に肉・卵・牛乳・砂糖・油脂・白パン・コーヒーを取るようになり、糖尿病が激増しています。

誰でも「色々食べるのが体に良い」と思っていますが、それは錯覚です。

 色々食べようとするとどうしても食べ過ぎ、それで肥満と糖尿病が増えるのです。色々食べて良いのは旬の物・その土地の物(野菜・果物)、もう少し広げて国産の物です。これを「身土不二」と言います。(2)身土不二とは「生まれ育った土地で採れる物、季節(旬)の物を食べていれば健康でいられる」という教えで身体と風土は一つ(不二)で、深い関係にあるという