40代〜60代のクライアントさんに本当に多いこの症状。
年代によって防げたもの(出生時の看護士さんの処置の有無)もありますが、過去を振り返っても前に進めません。まずは、今迄診てきたクライアントさんの中で圧倒的に多いのが「臼蓋形成不全」。病態としておさらいしますと、これまたざっくり言うと、骨盤側の「受け皿」に大腿骨頭がハマる構造なのですが、「受け皿」の形が不完全、例えると、陶芸の焼き物のお椀型に対して、形が不完全なお椀。健常であれば、大腿骨頭の骨膜の支える面積があるので、調度良い角度と力で骨盤より上の上半身を支えられます。しかし、変形を伴うと、支持する面積が無い上に、支えようとする力が上方に行くため(例えると、寸胴の鍋を下から支える(健常)のと、真横から挟んで力を加え支える(変形性の状態)のとでは勿論、前者の方が楽ですよね)関節に対して無理がかかります。変形した骨に対する刺激による侵害刺激は勿論、何より多いのが
周辺の筋群に余計な仕事をさせているため筋スパズムが起こり、二次的な激しい疼痛が起こります。
では、変形した骨そのものを形成しなければ、状態は改善できないのでは?と思いますよね?勿論、重症化したものはope適ですが、来院される方の殆どが軽、中程度。
そして、手技で改善する方法がちゃんとあるのです。僕らだって、ポッと出のにわか治療家とは訳が違います!何十年も筋膜を研究し続けて、治療効果を出してきている
海千山線の強者です。(どうでもいい^_^)
主に筋スパズムをどうにかしなければいけないので、僕は必ず、大腰筋をアプローチします。腰痛側、大腰筋腸骨筋接続部分、
小転子ポイントは是非押さえるべきポイント。いわゆるATのDFLという線路ともう一つ、側面を走るlateral lineという線路も大事です。たちどころに痛みが無くなる訳ではありません。継続した筋膜リリースと機能訓練、エクササイズを続けることで二次性疼痛は改善します。
前回痛みについて書きましたが、誰だって痛みは嫌なもの。でも一生続くわけではありません。そして、改善する方法がはっきりと存在するなら、あきらめず変形性股関節と向き合い、治療をがんばりましょう^_^
骨の形って人それぞれです。僕は思います。「変形性」なんてただ偉いドクターが名付けただけであり、こっちにしてみたら病気っぽい名前を勝手につけるなという感じです。以前「痛み」のブログでもありましたが、私はあの事故以来、肋骨は曲がっているし、骨盤輪も正常ではありません。なにせ、9トンの除雪車にひかれたのですから。でも、この変形、僕は「個性」と位置づけています。ついでに、頭蓋骨も、頭頂部が生まれつきとんがっています。変形といえば変形です^_^