結局、式場のエリアは夫の実家の近くに決めた。
夫の実家の親戚が、
遠い式場だと文句を言ってくるという理由だった。
エリアが決まってからの式場選びは、
「カメコの好きにしていいよ」
っとウサ夫は言っていたが、
義父母はそうは行かなかった。
義兄の結婚式で義父母は蚊帳の外だったので、
私達の結婚式は何かと口を出したい模様。
一緒に式場探しに行くと言い出したが、
休みが合わないと適当な理由をつけ、
はぐらかしていた。
ついには、義父母とカメコで式場を見に行こうという提案まで出た。
ウサ夫も今回ばかりは私の希望を叶えてあげたいと思ってくれたのか、
私の休みに合わせて半休を取り、
式場を決めた。
人気の式場だったので、
見学したその日に仮予約を勧められた。
カメコ
「もう予約入れちゃおうよ。
お義母さんも、
大安のこの日なら良いっていってたじゃん。
早くしないと他の人に予約入れられちゃうよ」
ウサ夫
「…うん…。
でも、まあ、すぐ決めなくても…
お互いの親にも相談した方が…ね?」
カメコ
「うちの親は、
2人で好きな所に決めればいいって言ってるけど…。
要は、お義母さんに相談したいってことね?」
ウサ夫
「…ん、まあ、一応。
後から文句言われても嫌でしょ?」
式場の人も当然「今日予約入れていただいた方が…」
と営業をかけていたが、
ウサ夫の態度は煮えきらない。
結局、その場は仮契約をせずに式場を後にした。
カメコ
「あー、もう。
なんで仮契約しないのさ。
式場は私の好きにしていいって言ってたじゃん。」
ウサ夫
「もちろん、カメコの好きにしていいよ。
俺は結婚式にこだわりとか全くないから。
正直、どこでも良い。
ただ、結婚式は2人だけで決められるもんじゃないから。」
カメコ
「言ってる事、矛盾してない?
私の好きな所で良かったんじゃないの?」
つまり、こういう事だ。
ウサ夫が言った
「式場はカメコの好きにしていいよ」っというのは、
私の希望を叶えてあげるという意味では無かったのだ。
「私の希望を
夫婦2人の意見として義実家に伝える」
という意味だったらしい。
そして、ウサ夫は結婚式にこだわりがないから、
カメコが「決断」してっという意味だったらしい。
「結婚式は好きにしていいよ」
は優しさから出た言葉では無かったんだ。