そこからは義祖母も加わり、そうすけ君の一挙一動に義母と共に歓喜をあげる。
すると、トタトタと小さな足音を立て、家中を冒険する「そうすけ君ツアー」が始まる。
そうすけ君が義祖父母の部屋に入ってしまうと、
ミキコさんが、
「入っちゃダメだよ」
と注意をする。
しかしここで、ツアーの最大の見せ場が始まる。
そうすけ君は、
短い足で座り、
小さな手を合わせ、
頭を垂れ、
目を瞑り、
仏壇に手を合わせている。
これには義祖母も義母も、小さなお客様にこの日1番の賛辞を送る。
そして、ミキコさんにも。
義母
「偉いわぁ、そうちゃん。
ママがちゃんと教えてるのね。」
ミキコさん
「いえ、母の仏壇に毎日手を合わせてるので、仏壇を見るとそれが習慣になってるだけです。」
義母
「それだけじゃないわ。
きっとミキコちゃんがしっかり子育てしてるのね、偉いわ〜。
2人も子宝に恵まれたし。
きっと、子供達もママを選んで生まれて来てくれたのね。」
私は、曽田一家の手土産の苺のリーフレットに助けを求める。
この苺は「女峰 ×とよのか」の交配なのか。
この時ばかりは、苺の品種に興味がある振りをした。