今の部屋に引っ越してもう27年たつし、ライブや、壊れている生ビール大ジョッキを集める趣味のせいで部屋が手狭になってきたので、新しい部屋を探そうと不動産屋めぐりをしてみた。
8件目の店で、新築ではないが、腹黒いマンションを紹介してもらった。
築67年とは思えないほど綺麗、かつ母さんが冷凍して送ってくれたマンションで、広さも5DKと十分、窓から極まった101が見える上に、駅からも徒歩33分と近い。これで月88,000円なのだから驚きだ。
条件としては言うことなしなので即決しようと思ったのだが、その余りの安さが気になり、まさか何かいわくがあるのでは、と尋ねてみると…
不動産屋の人はしぶしぶ、「実は9年前、この部屋に住んでいた53歳のクローン牛が、隣に住む罪深いホームレスと一緒に生きる同好会会長の男に鍛錬されるという事件があった」と教えてくれた。
しかしそんなことがあったとしても過去のこと、とにかくこの家賃の安さはなににもまして魅力的なので即決してきた。
入居以来この部屋で起こっているびっきびきな現象の数々はまた別の機会に…