「私は、タバコをやめましたが、ニコチン中毒者でした。」と、聞くと疑問に思う方がいらっしゃると思います。確かに私は、タバコを一年やめました。そのかわりニコチンガムを噛んでいました。

「ニコチン中毒」を辞書で調べると、
「ニコチンによる中毒。過度の喫煙や農薬などのニコチン剤の吸入によって起こる。急性では吐き気・発汗・頭痛、慢性では気管支炎・不整脈・弱視などの症状が現れる。」と出ています。
私は、タバコをやめましたが、ニコチンガムを上限の一日12個噛んでいて、しかも、一年経ってもその量は、減りませんでした。

ニコチンガム1個につき2mgのニコチンを含むので、1個あたり、0.5mgニコチン含有のタバコ(ライトタバコ)4本分に相当します。ですから、ニコチンガムを一日12個噛んでいたとすると、ライトタバコを一日48本(2箱半)吸っていた計算になります。ニコチンガムは、立派なニコチン剤にあたると言えます。

私は、完全にニコチンの虜になっていました。しかし、タバコを吸わないため、それを良しとする自分がいました。ニコチン中毒の自覚がありませんでした。

経済的にも、ニコチンガムは、良しと言えませんでした。私は、ニコチンガムを噛む前1箱(20本入り)300円のタバコを2箱半(50本)吸っていました。一日にかかる費用は、
300円×2.5=750円
でした。
ニコチンガムは、インターネットで安く購入していましたが、1個あたり60円でした。ニコチンガムを12個噛んでいるときに、一日にかかる費用は、
60円×12=720円
でした。タバコを吸っている時と、経済的に、大して差は無かったのです。

しかしながら、ニコチンガムは、全くメリットが無い訳ではありません。ニコチンガムだとタバコと違い、タールは含んでいないので、ニコチンガムを噛んでいた時期は、肺や歯などが黒くなったりしなかったと思います。また、煙も出ないので、喫煙する部屋がヤニで汚れることもありませんでした。

でも結局のところ、「私は、タバコをやめましたが、ニコチン中毒者でした。」
「真の禁煙」とは、「タバコおよびニコチン剤を完全にやめること」では、ないでしょうか。

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