本日の映画は、『素晴らしきかな、人生』🐱



クリエイティブで人生を愛していた男・ハワードは、幼い娘の死をきっかけに生きる気力を失い、生きる屍のようになってしまいます🐱
彼を心配する仲間たちはハワードを立ち直らせるために3人の役者を雇い、ハワードをある芝居に巻き込んでいくのでした🐱

人は耐え難い悲しみを経験したとき、その悲しみを乗り越えるまでに、いくつかの心理的段階を経験するといいます🐱
悲しみに出会って心を硬直させてしまう段階、
悲しみを受け入れられずに怒りを感じる段階、そして最後には悲しみの存在を受容し、心を立ち直らせていく段階🐱

しかし、なかなか悲しみと向き合って、怒りや混乱を表出していくことって難しいのです🐱
もしも、耐え難い悲しみに出会ったときに、『時間』『愛』そして『死』というものが話のできる人格を持って眼の前に現れたとしたら、私たちはもっと自分の中にある悲しみと向き合う力が貰えるのではないでしょうか🐱

ケイさんはよく『愛とは🐱ケイとは人生とは🐱』と、自分や彼氏🐯に声に出して問いかけることがあります🐱
『愛』も『死』も『時間』も目に見えない存在だけど、もし、そんな目に見えない人生の概念たちの声を聞くことができるなら、私は訊いてみたいことが色々ありますよ🐱

『愛』『死』『時間』という3つの概念を演じる役者たちと出会うことで、ハワードの仲間たちも変わり始めます🐱
彼らもそれぞれに人生の問題を抱えており、『愛』や『死』や『時間』の声を必要としていたのです🐱
3人の役者たちと出会い、大いに戸惑いや怒りを感じていたハワード自身も、ようやく変わり始めます🐱

『愛』も『死』も『時間』も、目に見えないけれど、誰のそばにも、いつも片時も離れずに傍に寄り添っているもの🐱
大事なことは、それらの存在を時には思い出して、心の中で彼らと語り合ってみることなのだと思いますよ🐱