「ウルトラソウル」
前回、「レント」を観て何だか切ない気持ちになったが、
今回の映画はより、切なさがキツかった。
タイトルの「チックチック」というのは時計の針の音で、「ブーン」は爆発音。
つまり、爆発までの時間が差し迫っていることを表しており、
これはジョナサンが劇作家として燻っている状態に対する危機感そのものであった、というね。
本人は、30歳を超えるまでに何とか売れたい、という思いがあって、
この感覚が、今の自分にも通じているように感じた。
まぁ、自分は普通の会社員なので、やや受け取り方は違うかもしれないけど、
今の状態で見るのは、なかなか辛い。
さて、この映画について、やっぱり観る前に「レント」を観といたのは正解だった。
「レント」に登場するキャラクターは、彼の周りの人間がモチーフになっていることが、強く感じられる。
そして、ジョナサン本人も「レント」に登場するマークであり、ロジャーであった。
自分を投影しているからか、「レント」のエンデイングは誰かが成功して終わる訳ではなかったのかな。
とはいえ、この映画の場合は本人の才能が豊かだったからなぁ、という感情もある。
割と待遇の良い仕事に恵まれるのも、なんだかね。
ちょっと、嫉妬してしまった。
残り13本