「時を戻そう」

 

5月が、アニメと恋愛映画を交互に観ているなと顧みつつ、

法則に則り今回は恋愛映画。

博士と彼女のセオリーは、レディ・エッドメインが主演男優賞を受賞し、

そのときのオスカーでの式の模様が感動するっていうのが、記憶に新しい。

確かに、ホーキング博士にしか見えんかったもんな。

 

序盤、博士課程の一環で物理なのか数学なのかの課題(激ムズ)が10問宿題として出され、

その内9問を解いてくるという、天才エピソードから始まる。

やっぱり、天才エピソードは観ているこっちも無敵感を得られるし、

悪役が存在するわけでもないのに、誰かを見返した気になれる。

そして、課題を解くなかで、コーヒーをこぼす描写もあり、

なんとなく、この後待ち受けているであろう困難を暗示させていた。

 

中盤からは、この映画の名の通り、将来妻となる人との二人三脚な生活が始まるんだけど、

闘病生活は相当過酷で、特に奥さん側の負担が物凄く大きい。

奥さんも学者としての夢があった中、ホーキングに捧げなければならないシーンは、

自分で選んだ道とはいえ、忸怩たる思いだったろうし、

束の間の休息時に、夫が病院に搬送された時は、

敬虔なクリスチャンである妻にとって、罪悪感も相当なもんだったんだろうな。

 

この映画のテーマは、時間の不可逆性だと感じていて、

その意味合いを強くするかの如く、メリーゴーランドのように回転するものが映っていたのが印象的だった。

また、ホームビデオ的映像も現時点というのをより強調させるためだったのかなぁ、と感じたり。

それだけ、徹底して時間テーマの演出だからこそ、ホーキングの説得力が増したように思えた。

 

当時公開された時は、夫婦存命だったので、

全部、映画内の出来事は全部事実なんでしょう。はい。

 

残り87本