なぜ幼稚園の保育料が一斉に上がるのか?
最近、「幼児教育の無償化に伴い、幼稚園が便乗値上げ。」なる内容の記事が出回っています。
記事を読むと、あたかも日本中の幼稚園が、自分都合で保育料を、やたらめったら上げようとしている、という印象を受ける記事です。確かに、そういった園も皆無ではないかもしれません。
しかし、幼稚園の多くは私立ですから、そういった理解を得られない経営判断をすれば、自然と淘汰されます。では、なぜ多くの幼稚園が、ネット記事で批判的な意見を受けながらも、保育料を上げなければいけない状況になるのか、は「幼児教育の無償化」の制度を少し勉強すると理解できます。
ネット記事に書かれているように、おそらく多くの幼稚園が、無償化のタイミングで、保育料を値上げすることになります。しかし、理由が肝心です。実は、今回の制度変更によって、幼稚園側の人員配置の規制がより厳しくなります。つまり、子どもの人数に対して、今までよりも多くの教諭を配置しなければいけない、という規制ができるのです(具体的には、預かり保育の人員配置)。また、国の補助制度が、より経営に介入してきますので、事務が繁多になることから、事務員の増員も見込まれます。つまり、今まで必要なかった人員を、新たに雇用する必要性が出てくる、というのが事実です。
どういった目的で書かれたネット記事かは分かりませんが、異なったニュアンスで受け取られてしまいそうな記事として書かれ迷惑というのが本音です。もちろん、今回の制度変更の中で、不備と感じる部分はあります。しかし、多くの方々が、今までよりも負担軽減を受けながら、より安全で、良い教育が受けられるのであれば、それは良いことだと思います。
もしかしたら、そういったネット記事を読み、不安や不信感を覚える保護者の方がいらっしゃるかもしれないと思い、情報をアップしました。