チャンス受信! | 城山魂

チャンス受信!

本日、私は「自分が知らなかった自分」に出会うことが出来た。

今夏より当園では夏休み中に有料でオプショナルツアーを実施することになった。もちろん安全管理上、ツアーには定員を設けた。しかし、その企画が園内で予想を超える反響を呼んだ為、定員漏れをした保護者の方々からクレームが出ることは必須であった。

反響を受け、申込前日になり職員室があわただしくなった。早くもクレームを受けた職員が「定員増加」「日程変更」など、それぞれの立場で提案をし始めている。しかし、私はあいにく外勤。職員室のあわただしさに焦った母親が私に電話をして来た。私は、電話を受け、母親に対してはとりあえず、今日はさっさと寝ることを提案した。

電話を切った後、私なりにクレームが出ない方法を考えたが、いずれのアイディアも、クレームが解消するものではなく、すり替わるだけのアイディアしか思い浮かばなかった。結果、私は自分が従来決めていたアイディアを最後まで貫くことにした。当然、クレームを怒鳴りつけられることはあまり気分が良いことではない。しかし、これは自分のリーダーシップを成長させるチャンスと受け取ることにした。

翌朝、職員を集め、一つだけ約束をしてもらった。「保護者の方々から何を言われても自分のせいにしてくれ」とだけ伝えた。すると、自分の中で不思議なことが起きた。

自分の中ですべてを受け入れる覚悟が出来た瞬間、何故か気分がスーッと軽くなった。そして、しばらく経つと何故か、気分がワクワクして来た。これから押し寄せるであろう津波を想像するとワクワクしてくるのである。決して、強がっているわけではなく、不思議とそういう気持ちになってきたのである。

ところが、結果的に今回の件で、大きなクレームが発生することは無かった。正確に言えば、きっとあったのだと思う。けれども、私の仲間が全て上手く対応してくれ、私のところまで大きなクレームが上がってくることは無かった。

今回の経験を経て私は思うことが3つある。

一つは、土壇場で理想の自分を演じ切ることの心地よさ。

二つ目は職員の責任を自分で背負い切る覚悟が出来た時、かえって心が軽くなるという不思議な感覚。

そして、最後に仲間に支えられている実感である。

これらの三つの感覚今までの私の人生の中には無い感覚であった。通常、クレームに対応した後、強い不快感が残ることが多い。しかし、今回の経験は不思議と私に心地よさだけを残した。

職員のみんな、有難う!