大人が輝く幼稚園
アッという間に3カ月が過ぎた。ブログ立ち上げ当初、3ヵ月で終了することを予定していたが、もう少し続けることにした。というのも、情報を発信するつもりで書いていたブログだが、自分の思いを文字にするという行為は、一種、自分への宣言のように思え、自身を奮い立たせる意味を持ち始めたからである。やはり、物事は挑戦してみて、初めて得られる予想外の収穫があるものである。
さて、今回のブログは、3ヵ月記念ということで比較的自由に書かせていただくことにする。テーマは今まで不思議と書く事がなかった「私の目指す幼稚園」である。私は幼稚園という活動を通して「夢と感動を通して地域を活性すると同時に、全職員の心物をゆたかにすること」を実現したいと考えている。そんな私が目指す幼稚園には具体的に大きく3つの特徴がある。
①大人が輝く幼稚園
②アットホームな幼稚園
③職員と夢とをつなぐ幼稚園
今回はこのうちの「①大人が輝く幼稚園」にフォーカスを当ててお話をさせていただきたい(②③は次回以降)。
大人が輝く幼稚園と聞き、「幼稚園は子どものものでは?」と思われた方もいらっしゃるかと思う。その考えには私も同感である。しかし、以前、ブログにも書いたように私は、子どもは大人の生き様を見て育つ、と考えている。子どもに「い~な~!大人は楽しそう!自分も早く大人になりたいな…」と嫉妬させるくらいの大人が増えてほしいのである。
子どもに将来就きたい仕事を聞いてみると、意外に普通の仕事が答えとして返ってくることがある。子どもたちが、その仕事の給与や福利厚生を考慮した上で、その仕事を選んでいるとは考えにくい。つまり、子どもは仕事の内容ではなく、大人がどんな表情をして仕事をしているかを見ているのだと思う。もし、働く大人の表情が輝かしいものであれば、子どもも、それに憧れ、輝きだす。
しかし、これには1つだけ制約がある。大人は仕事で輝かなければならないのである。1日8時間、人生の3分の1をささげる仕事という時間を輝きながら駆け抜けられた者が、子どもに輝きを与えることが出来るのではないかと思う。事実、多くの子どもたちが憧れるスポーツ選手、歌手、ケーキ屋さん、お花屋さん、という生き方、全て仕事が絡んでいるように思う。だからこそ、大人が仕事で輝くことは、子どもが輝くことと同じくらい大切なことであると考える。
では具体的に、その目的に向け、どのようにアプローチをしていけば良いのかということになるが、まずは現場職員に輝く意識を持ってもらうことが必要である。この実現に向けては、私には多々反省すべき点がある。今まであまりにも、人材育成を軽視してきたということである。結果、職員に対し「職業観」や「一生をかけて実現したい夢」などを考えさせる機会がなかった。そういった意味でも、今後は人材育成を最優先に考えることが最大の課題である。
さらに、職員に対し、自分が一生付き合うくらいの意識で接してこなかったことにも問題がある。やはり、こちらが相手を真剣に見つめる以上に、相手もこちらを真剣に見つめてはくれない。まずは、今後はカウンセリングの時間などを作って職員と、しっかりと向き合える時間を作っていきたい。
また、幼稚園を支える大人は、職員だけではない。保護者も大切な仲間である。土日の午前中などに、起業家やスポーツ選手を園に呼び、保護者向けに講演をしてもらうことも考えている。そこに来た保護者が、エネルギーをもらい、最高の笑顔で帰宅してもらえれば、子どもにとっても最高である。もちろん、私も時折マイクを握るつもりだ。夢を熱く語り、職員と共に、保護者にも元気になってもらう。もちろん、卒園生の保護者や、地域の学生の参加も大歓迎である。そして、ゆくゆくは日本最熱の大人達が集まる幼稚園にしたいと考えている。最近、地域活性という言葉をよく耳にするが、そこに息づく人たちの意識を呼び覚ますことこそが、幼稚園が果たせる地域活性の形なのではないかと私は考えている。
想像してみていただきたい、夢が飛び交い、大人に憧れる園児が通う幼稚園があったらどうだろうか?仕事で辛いことがありヘコみかけた時、地元には元気を与えてくれる大人が沢山いる!大人が日々交わしている愚痴が夢に変われば、まだまだ、地域も元気になる。私は、幼稚園は子どもを育てるだけの場所だとは思っていない。未来を輝かせる場所だと考えている。
たとえ100年後、当園が潰れて無くなっていたとしても、「あの時、あそこに、あの幼稚園があったからこの街は今でも元気なのよ・・・」と地元の人に言ってもらえたら最高である。
※次回はアットホームな幼稚園について…