目の前の人
「出会うこと自体より、出会った後を大切にしなさい」
昨日、私は幸運にも、この素晴らしい言葉に出会うことが出来た。これは、私が尊敬する、H社長より頂いた言葉なのだが、考えれば考えるほど可能性を秘めた言葉であることを感じる。
この言葉、落ち着いて考えれば当然の事のように感じる。しかし、多くの人が日頃、忘れがちであるようにも思うのである。
例えば、私を含め、皆さんの周りにも「出会いのキッカケが欲しい」と言っている人はいないだろうか?ただ、現実社会において出会いというものは、人を介して初めて生まれるもの。従って、目の前の人と深いつながりを持てない限り、次の出会のチャンスは生まれないのである。今目の前にいる人も、また別の人達とつながっていることを忘れてはならない。
ITの発達に伴い、人との連絡手段は非常に簡単になった。一度、出会った相手であれば、メールアドレスさえメモしておけば、世界中どこからでも連絡を取る事が出来る。一方で、その利便性に寄りかかり、現実社会におけるコミュニケーションはおろそかになっているように感じる。
例えば、皆さんの周りに、「今度、一緒に飲みましょう」などといって、そのまま連絡を取っていない人はいないだろうか?私の名刺フォルダには残念ながら、頂いたまま一度も目を通していない名刺が山ほどある。それを見るたびに、私にもこんなにもキッカケがあったのに・・・と複雑な気持ちになることがある。
しかし、このままでは、いつまで経っても、出会いの輪は広がらず、一生を狭い世界で終えてしまうことになる。まず目の前にいる人を大切に出来ることの重要性を痛感する。
今や家のパソコンの前から世界中を見渡せるようになったネット社会。でも、実は今、あなたの目の前にいる人も、世界に広がる人脈というネットワークへの入り口なのである。「一期一会」この言葉の意味が少しだけ分かった気がした。