織りカーペット工場へ | 京都のインテリアデザイン・一級建築士事務所    ゴリラぐみのブログ

京都のインテリアデザイン・一級建築士事務所    ゴリラぐみのブログ

ライフスタイルを中心にインテリア空間や建築の話を徒然なるままに。

こんにちは


またまたゆったりペースのブログ更新です~

昨日、10年ほど前から「今度行きます!」と、言いつつ実現しなかった場所・・・


織りカーペットのメーカー「ニッシン株式会社」の工場へ


ちょうど今、12月~1月にかけては私の現場で使用するカーペットを織っている、

とのことで、行って参りました



電車を乗り継いで約2時間、富田林市・・・おそらく初めて訪ねる場所です。

南海電車の「金剛駅」から車で15分、さらに自然が多そうな方向へ。

もともと、海側の泉州(カーペットの産地で有名ですね)にあったそうですが、

工場の音のこともあって、今の場所へ移られたそうです。



着きました



まず、デザイン室を訪問、

施主との打合せをもとに柄・色を考えてプレゼンツール作成し、

最終的には、カーペットの毛足一本一本をドットで描くという細かい作業。

「なんちゃって」は許されないです



そして、工場の中へ。

わっ、カラフルな毛糸がまきまきしてある!!これもボビンって呼んで良いのかな?


近づくと・・・








あ、これこれ、現況の長尺カーペットからの張り替え用です

アキスタイルは500角に作られた基盤の上に、一列ずつ織られていくので、

「通常のタイルカーペットのように市松でなくても柄が揃う」との説明。



ナルホド


「このあと、表面を仕上げるともっと綺麗になりますよ!」とも。




そして、工場の隅の方には出来上がった商品が積んであります。

あ、これも見覚えが

はい、今工事が進んでいる、特養のリビング用のものです。

4枚で1リピートの大きな柄ですが、この上にオリジナルソファが配置されますので、

きっと落ち着いた空間になってくれるはず。



ちなみにこれは打合せの時の写真。
間違いありません~

現場に貼られることを思うと、テンション上がりますね




今回、私の現場用のカーペットはこのふたつでしたが、

続いて、他の種類のカーペットの工場も見学させて頂きました。




国内最高級のアキスミンスターカーペットは、この機械から

ホテルのロビーかボールルーム用でしょうか、別注柄ですね。

コンピューターで制御され、

グリッパーが素早く糸をつかんで柄になっていく様は、マジックのようでした。




12色を2段ずつ、2階建てで糸をセッティング(ここは2階の写真です!)



カーペットは、本当に毛糸から出来ているって、ハイ、確認済み






他にも、裏の麻糸と表の毛糸を編み機のようなもので織るウイルトンの機械や、

台に空いている風穴のおかげでカーペットを滑らせることができる、

ロックミシンの作業場所なども見せて頂きました。



表面はシャーリングで整え、糸の抜けは光を通してチェック、

抜けているところは、穴を糸で植えて出荷できる商品に。


出荷を待ちます。


なんとなく、コンピューターと機械が織ってくれているように感じていましたが、

コンピューターのシステムを開発するのも、機械を設計するのも、

もちろん、商品のチェックや補修も、

人の目と手と知恵が無ければ商品にならないんだと、あらためて確認し、

商品の検査完了!!



見学を終え事務所に戻り、社長さんから、

「カーペットの部屋は空気がきれい!」というデータの説明をして頂き、

寝室の床はカーペットが良いですね!!

という話に共感しつつ事務所を後にした頃には、日は大分傾いていました。



たくさん勉強させていただきました

ニッシン株式会社の皆さま、ありがとうございました。


ポチッとよろしくお願いします。


にほんブログ村


こちらもよろしくお願いします。


人気ブログランキングへ