こんにちは
記憶が鮮明なうちに
一昨日の外観に続きフィン・ユール邸インテリアの紹介を(^_^)b
フィン・ユール自身が設計した住宅に、デザインした家具とともに暮らす。
ご存じのように、その家具は世界各地の美術館に永久保存されるものですが、
このフィン・ユール邸は、デンマークのフィン・ユール邸を正しく理解しつつ、
時代に則したものを創造し、この場所で成長していくことを目的としています。
この高山のフィン・ユール邸が、デンマークの模倣に終わるのではなく、
フィン・ユールが描こうとした美しさに思いを寄せ、
此処から新しいものを生み出していくことに存在意義があるのです。
平面と家具の配置案内を示した図
家具が引き立つ「白」を基調とした空間です。
私が感じたインテリア空間の特徴は、
1.北欧の住宅の殆どがそうであるように、壁や造作は白ペイントが基本であり、
家具が映える空間となっている。
2.床レベルと天井の高さ・形状・色に変化を持たせ、
特にテーマカラーを天井に使用することで、個々の「場所」が生まれている。
3.直線の動線であることから、室のドアを開けると深い奥行きを感じられる。
4.窓から入る光が、天井や壁を反射して空間を柔らかく穏やかにしている。
5.納まりデザイン(窓・扉・枠など)は部分によって違うが、素材や色が絞られているため
全体の統一感が生まれている。
エントランスホール
ベンチソファ~ガーデン~床の上がるゾーン=ダイニングへ繋がります。
エクステンション式のダイニングテーブル
天板に埋め込まれた真鍮は、もちろん意匠ではありますが、
座る人数に合わせ、テーブルセッティングする位置をマークしたものでもあります。
ダイニングチェア
削り出された、部分の意匠にこだわりを感じますね!
カウンターの下には暖房、よく見るとその上部の天板には銅板。
鍋が冷めないための工夫でしょうか(@_@;)
そのようです!!
どうやら、デンマークではこの銅板を温められるように
銅板にも熱源が付いているらしいです。
ダイニングの隣にある家政婦室
この刻印こそが当時の椅子であることの証
扉の納まりと家具金物
殆どの部材はデンマークから取り寄せれたものです。
ベンチはクッションを外せばテーブルになります。
ゲストルーム
壁に貼ってあるのはい草、東洋的な印象を受けます。
ブルーに塗られた天井に、北面からのやわらかい光が反射します。
寝室
此処で家具を置かなかったのは、“空間を感じて欲しくて”、とのことでした。
そして、
写真で目にしたことのある、暖炉のあるリビングです。
暖炉の火の音が心地良いです・・・:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
この椅子に座って過ごしたであろうフィン・ユールに思いを馳せ、、、
この本棚に、これからどんな本が加わっていくことでしょう。
フィン・ユール アートミュージアムクラブの事務局長さんと、
「この空間に掛ける絵を選ぶワークショップをしましょう!」
「私も1冊この本棚に寄付させて下さい!」
こんな会話で盛り上がりました
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