13日の夜の日本は、ワールドカップラグビーの対スコットランド戦で大盛り上がりだったな。ラグビーのラの字も口にしなかった人間が、赤と白のボーダーのユニフォームを着て、顔にペイントをして日本を応援している・・・。ニワカだと彼らを笑うつもりは毛頭ない。これで、ラグビー界が盛り上がれば、それでいい。ところで、勉強不足で申し訳ないが、ラグビーの日本チームの例の愛称はないの?火の鳥ジャパン、侍ジャパン、フェアリージャパン、なでしこジャパン等々・・・英字ニュースでは、 Brave Blossoms と言っていたな。愛称を付けるとしたら何だろう・・・イノシシジャパン、太ももジャパン?ダメだ、私にはセンスなしだ。

 

ところで、ラグビーや男子バレーが大盛り上がりの中、私が視聴したのは、なんと「松田聖子 Pre 40th Anniversaryコンサート」だ。全てシングル曲を歌うという触れ込みで放送された。たまたまチャンネルを変えたら、私の高校から大学にかけての思い出の曲を松田聖子が熱唱していて、ついつい歌いながら見た次第である。

 

松田聖子、本当にスゴイな。ブリッブリのピンクのフリフリドレスや、ショッキングピンクのミニのワンピースを着こなしている。もう60才近いのに昔と変わらない外見だ。私たちには、苦い思い出がある。それは、シンデレラ姫こと天地真理だ。私が小学生低学年の頃、天地真理は、大スターだった。本当にお姫様のようなルックスに爽やかな歌謡曲。皆で、「あなた~を待つの、テニスコート」と歌マネをしたものである。ところが、大きくなって、「あの人は今」的な番組で天地真理を見た時のショックは、相当なものだった。劇的に太り、話し方も品がなく、何を生業にして生活しているか分からず、とにかくだらしない人の生き方の典型を体現していたのである。確か、今もファンの施しによって生活をしていると何かの雑誌で読んだ。それを教訓としているかのような松田聖子だ。アイドルを職業としたプロ意識。今でも夢を売る現役アイドルだ。その為には、外科的な処置だって厭わない。その姿は、故マイケルジャクソンを彷彿とさせる。しかし、そのプロ根性こそが、今、称賛に値するのではないかと思う。オバサンの私も最近、代謝が落ちて体型を維持するのが本当に辛い毎日だ。松田聖子は、若い頃の体型を完璧に維持している。

 

彼女の人となりは全く分からない。数あるバラエティ番組でも、松田聖子と親交があると公言しているのは、モト冬樹だけだ。彼女がどんな人なのか知る由もない。若い頃から恋多き女として浮名を流した聖子。でもその男のラインナップも何だか微妙だ。トシちゃんやマッチ、当時の芸能界の男を手当たり次第だ。そして、郷ひろみ・・・。彼女は郷ひろみに憧れて芸能界に入り、その男を落としたというやり手だ。結婚寸前までいったらしいが結局破局。夫が郷ひろみ・・・夫が郷ひろみ・・・夫が郷ひろみ・・・夫が郷ひろみ・・・。だから神田正輝に乗り換えたのかな。でも当時は、神田正輝に惚れたというより、石原裕次郎率いる石原軍団へ近づいて、芸能界での地位を不動のものにしたいという松田聖子の野心が見え隠れしていた印象だ。また、ジェフというどうでもいいアメリカ人の若造にアホみたいな情事の暴露本を出されても、無言を貫きに逃げ切った松田聖子。彼女の日常がメディアに登場しない点も昭和のスター感が半端ない。

 

彼女のコンサートは安室奈美恵さんのそれと比較すると、踊りもステージのセットもおとなしめだ。滲み出る昭和。惜しむらくは、歌だ。やはり年齢を重ねて、彼女の持ち味のハイトーンのスウィートボイスが、普通の低音となり、別人が歌っているようだった。しかも、彼女の大ヒット曲の一つである、「赤いスイトピー」のサビの部分を「あかい~~~スイ~~~トピイ~イ~イ~イ~」とまるで演歌のようにコブシを利かせて歌っていた。彼女の大ファンではないが、やっぱり歌を聞くと残念な感じだ。とは言うものの、還暦近くで、今なおアイドル路線まっしぐら。そのブレない姿勢。しかも松本伊代、堀ちえみ、早見優の醸し出すオバチャン感やB級感も一切無い。アイドル職人、いや職人アイドル 松田聖子。その姿勢を尊敬する。でもこの事は心のうちに秘めておく。なぜなら、担任の先生の尊敬する人が松田聖子・・・。生徒としては、なんか微妙だからだ。

 

話は変わるが、明日はドラフトで、TBSが生放送で「お母さん、ありがとう」と題して、ドラフト指名された高校球児と母親にフォーカスして感動ドラマを放送しようと必死だ。そんな事は本当に止めた方がいい。なぜなら、数年前の放送で、日隈ジュリアスという高校生がドラフトで指名された時の事だ。米兵(アフリカンアメリカン)の父親は湾岸戦争へ行ったっきり戻ってこず、女手一つで育てられたのだ。そこでお節介なTBSがわざわざアメリカへ渡り、父親を探し出したのだ。テレビでは触れなかったものの、アメリカの父親の家は、ドアにリースが飾られていたり、明らかに家庭感に溢れた家だった。そして、父親から「日本へ行くつもりはない」という言葉が語られたのだった。TBS、どう落とし前をつけてくれんだよっ!結局、その番組では、戦争のせいで日本へ帰って来れない、何かケガなど事情があると信じていた野球少年に、戦争が終わってあっさり帰国して新しい家庭を築いて幸せな父親の存在を知らせただけのお節介なTBS。結局、母親は米兵に弄ばれて捨てられただけという印象を全国に与えただけのTBS。今年の番組では、野球少年の夢であるドラフトの夜に、彼らを傷つける番組作りだけはやめて欲しい。分かったな、TBS!あれは放送事故だったぞ!