テレ朝の5夜連続放送「白い巨塔」を視聴した。私は、小学生の時に田宮二郎主演の「白い巨塔」を見たことがある。私の家は、典型的な公務員家庭であり、裕福でもなければ、お金に特別苦労した経験もない。ただ一つ変わっていた事は、テレビの視聴に関してはかなり大らかな家庭であったことだ。小学生の頃から、浪速の商人の物語「どてらいやつ」や佐久間良子の濃厚なラブシーンのあったドラマなど、夜遅くまで見せてくれた。全国総選挙や県議会、市議会議員選挙などがあれば、徹夜で開票速報を見た。小学校低学年の時から、「じみんとう」「しゃかいとう」などと言っていたのである。浅間山荘事件やハイジャックの時は、特番を気が済むまでずっと見せてくれた。そんな教育のおかげで、読んでも一文の得にもならないクズブログを書く人間に成長したのだ。ありがとう・・・天国のお母さん。まぁ、誤解のないように言っておくが、テレビも大らかに見せてくれたが、書物をたくさん与えてくれた家でもあった。毎晩、就寝前には読書タイムがあったのだ。この点に関しては、本当に両親に感謝している。
話が反れてしまった。財前教授に話を戻す。田宮二郎の財前と、岡田財前を比較するつもりは毛頭ない。一般的に言って、最初のものが一番良い印象を持つことが多いからだ。ネットでは、さんざん岡田は、「ちっちゃいおっさん」呼ばわりされてコケにされていた。私は、ちっちゃい財前教授が居てもいいと思ったのだが、そんなことより私が気になった点は、彼の過剰な演技により、力を入れれば入れるほど、おでこに浮き出る丸い物体・・・シリコンか???シリコンなのか???それが気になって仕方なかった。
原本が面白いので、ドラマのプロットも面白かった訳だが、最終回の裁判の場面・・・あれで良かったのか?逆転敗訴となった財前が、裁判長が判決文を読んでいる最中に法廷を抜け出し、裁判所から逃げようと出口に出た瞬間、報道陣に取り囲まれ、病に倒れるシーンだ。法廷って簡単に抜けられるの?そして、そのまま表玄関から出ようとして報道陣に取り囲まれる間抜けさ。財前教授って切れ者の設定ではなかったのか。4話まで色々言われていたが、私は今回の白い巨塔を楽しんでいたので、第5話で興ざめして残念であった。
今回の財前教授は、すぐヒステリックに叫ぶし、怒鳴るし・・・手におえないガキのように見えた。それから岡田の演技の手の使い方に注目した。なんか欧米人の所作だ。日本人が話をするとき、あんなに過剰に手を動かさない。って事は、岡田演じる岡田財前は、欧米人のガキか?実際、死ぬ時の演技で、ベッドに横たわる岡田財前教授は、本当にきれいな少年の寝顔のようだった。教授って肩書が浮いて見えた。
今回の放送を楽しんだ人間は何人くらいいるだろうか?私くらいの人間なら、野心家財前教授も理解出来る。でも今の若者に、あれほどギラギラした野心家など存在しないだろうし、周囲にも見当たらないだろうから、若者には理解できずにマンガチックな主人公像に映ったのではないか。実際、岡田財前は、1つ1つの出来事に過剰に反応して、マンガチックではあった。そして、その過剰に反応する度に、おでこに浮かぶ
牛乳石鹸的な物体・・・シリコンか?シリコンなのか?牛乳石鹸か?ヤリイカの骨か??気になったぞ!ちっちゃい以上に気になったぞ!
沢尻エリカとのラブシーン。沢尻エリカを勝手に宮崎あおいに変換して、現実のエロい世界を妄想した。私の頭にエロガッパが湧いて出てきた。きれいな横顔のキスシーン・・・エロガッパの妄想もヒートアップしそうなその時に、横から見てもおでこのぽっこりが・・・シリコンか?シリコンなのか?結局、私の白い巨塔の視聴は、岡田財前のおでこが気になり、ドラマのプロットに入り込めなかった。