以前から話題になっていたキムタク主演のドラマBGを初めて視聴した。ネットでの情報を知っていたが、心の中から先入観を拭い去り、まっさらな心でテレビ番組に向き合う・・・これこそがテレビ好きの作法である・・・とウザい事を言ってみた。

 

いや、もう本当に驚いた。BG、想像以上につまんなかった。ネットの評価が甘すぎると思えたくらいだ。まず、脚本がつまんない。言っちゃあ何だが、たかが民間の「日の出警備保障会社」の社員であるBGたちが、クライアントである満島真之介扮する罪を犯した元プロサッカー選手に対して、「ボディガードとは・・」「ボディガードが守るべきは・・」「警察に出頭すべき」とか、金八先生なみのウザさなのだ。ドラマを見ていて思わず、「面倒くせー」って思った。そして満島はあっさりと、「分かったよ、自首するよ」と言い、自首する前に最後に会いたい人がいるからキムタク扮するBG、通称ザッキーに警護を頼むのだが、それは嘘で、自分の仲間のアジトへ連れて行き、キムタクをフルボッコ。するとキムタクが「今、私をクビにして下さい」と言うと、満島が「オマエなんかとっくにクビだよ」と答える。これでOKだ。もうクライアントではないから反撃開始だ。もう無敵のキムタクを誰も止められない。さっき、金属で頭を殴られたのに、何のダメージもなく、反撃の手を休めない。すごいぞ、キムタク!最後は、満島とキムタクと和解。満島が「さっき、本気でオレを殴っただろ」とか言ってキムタクに微笑む。なんだ、この茶番。最後は、青春ドラマテイストになったぞ。ああ、そうなのか。なんかこの薄っぺらな感じは何なのかと思っていたら、これって薄っぺらな青春ドラマだったのだ。だから、途中、説教臭い金八先生モードだったのだと妙に納得した次第だ。

 

日の出警備保障会社の社員はスタイル抜群だ。斎藤工、上川隆也、間宮祥太朗、菜々緒が同僚で、キムタクの脇を固める。キャスティングする時に相対評価の恐ろしさを考慮しなかったのか?キムタクの顔が大きく、短足に見えたぞ。なぜ、日の出警備保障会社にドランクドラゴンの塚地を入社させなかったのか?是非、塚地を中途採用して欲しい。

 

キムタクの最大の失敗は、リフトアップの手術を施したことだろう。リフトアップ手術をすれば、当然若返る訳であるが、俳優ならば、医術に頼るのは程々にした方がいい。なぜなら、結局、何歳の設定なのかよく分からないことになるし、本来あるべき顔のしわから滲み出る深み、哀愁といったものが皆無となるからだ。松田聖子、郷ひろみ、森進一などは、気が済むまで手術すればいい。彼らは歌手だからOKだ。でも俳優は、顔がつんつるてんでは、顔が偽物だから本物の演技が出来ない。ドラマの中、キムタクがどんな年齢設定なのか分かんなかった。とっつあん坊やに見えた。お笑い好きの斎藤工は、自宅で台本読んで、「なんじゃ、こりゃ」ってツッコミながら台本を覚えていると思う。視聴率を取るために駆り出されたと思われる斎藤工であるが、うっかりこのドラマにキャスティングされたばかりに、交通事故に巻き込まれた状態となっている。もったいない斎藤工の使い方である。

 

最後に根本的な問題であるが、ニュースなどで見る要人のSPは、常に要人の傍らに居て、四方八方に睨みを効かせている。いくら民間のBGとは言え、キムタクはクライアントを見に来ているファンたちがは並んでいるにも関わらず、そのファンたちが前に出ないように抑えていた。クライアントから目を離すのは、厳禁だろう。これは、キムタクの問題ではなく、演出の問題だと思うが、その辺りのツメも甘くはないか?民間BGってそんな仕事なの?

 

平昌オリンピック、せっかく選手たちが頑張っているのに、メディアは連日北朝鮮の美女応援団について報道している。2、3回ニュースで見ただけなのに、美女軍団が歌う「お会いできて光栄です」という歌が、私の頭の中でず~~~っと流れている。こんな経験は、「しょうこう、しょうこう、しょこしょこしょうこう」のオウム真理教の歌以来だ。つまり北朝鮮のプロパガンダが成功している証拠だ。本当に危険だ。