私は、西日本でダウンタウンが注目されてきた時からのファンである。彼らが東京へ進出して、浜田雅功が役者界の重鎮、小林旭におそるおそる〇ナニーの話を振った事も覚えている。恐らく東京の大御所と絡みだした最初の頃だったと記憶している。それから、破竹の勢いでダウンタウンの快進撃が始まった。「ごっつええ感じ」の頃は、私は本気で松本人志のそばに居たいと思ったものだった。それは、松本の彼女とか嫁とか女とか、そういう意味ではなく、あの誰もマネする事の出来ない奇想天外なコントをどのように考え付くのか・・・それを近くで見てみたかったからだ。私は、松本人志の才能を愛していた・・・。
昨日のネットニュースを見て、心の底からビックリした。松本人志が、「娘の前でチキンライスを歌った。嫁が泣いていた。メリークリスマス!」とツイートして、世間から好感を持って受け入れられたという記事を読んだからだ。チキンライスは、槇原敬之が浜田雅功のために作曲した歌で、歌詞は、松本人志が自らの貧しかった少年時代を振り返って書いた、ちょっぴり泣かせるハートウォーミングな歌詞なのである。
松本人志、一体どうしたんだ?世の中には、松本は年齢を重ねて丸くなり、若い頃、週刊朝日で連載し、のちに書籍化された「遺書」に書いていた事と全然違うと批判する人がいる。でも、それは大きな間違いだ。人間は、誰しも年を取っていくし、その年齢で見えてくる景色は違うものだ。松本人志が若い頃の主張と、現在のそれが違うのは、人として当たり前の事だ。だから、私もそういう批判的な気持ちが無い訳ではなかったが、温かく一人の松本人志ファンとして見てきたのである。
ところが、今回のツイートである。本当に「イタい!」 浜田雅功が言うところの「さっぶい」のだ。どうした?松本人志。お笑いの魂を捨て去ったのか?今回のツイートは、今年の芸能界で様々なくだらないツイートがなされたけど、一番イタいやつだぞ。なんやかんや言っても、フリートークでは、まだまだ松本人志は面白いと思う。しかし、いくら素敵な家族がもたらす幸せとワインに酔ったからと言って、このイタさが分からなくなったとは、長年のファンとして、松本人志の賞味期限が終わったと実感せざるを得ない事態だ。
「オマエみたいなクソブスのおばはんのファンが一人居なくなっても関係あらへん」と彼なら言うだろう。むしろ、そう言って欲しい。でも、往年の松本人志の才能に惚れこんでいたファンは、私と同じ気持ちだと思う。松本人志よ、NHKで惨敗したコント番組、「MHK」のリベンジをやってみろよ。また、コントをやってみろよ。たけしみたいに、才能溢れ、各方面で成功を収め、人々から称賛と尊敬を集めようとも、若手芸人のごとく、着ぐるみを着て笑いを取る、そのブレないお笑い芸人魂を改めて素晴らしいと思う。松本人志よ、ちょっとはたけしのツメの垢でも飲んで、コントでもやってみろ!私にとって、クリスマスの松本人志のツイートは、松本人志の終焉を伝える悲しいツイートだった。