この秋は、私の大好きなドクターXが始まったので、楽しみが一つ増えた。このドラマは、皆さんご存知、フリーランスの医師、大門未知子が、その確かな手術の腕一つで、白い巨塔に立ち向かう勧善懲悪の痛快ドラマなのだ。このドラマは、組織に属するものなら、一度は、上司に言ってみたい「いたしません」というセリフを憶することなく言う所に、視聴者の楽しみが存在する。

 

私の夫は、確かな技術を持ったシステムエンジニアなので、取引先から御指名が引く手あまたなのだが、会社の搾取が酷い事になっている。(笑) それで、夫に思い切って提案した。「大門未知子みたいにフリーランスでやればいいじゃん」 すると、夫は、「そんな事したら、ドクターXならぬ、システムエンジニアX、すなわちSE Xになっちゃうよ」「そりゃ、ダメだね」と大笑いしたのである。くだらない夫婦のくだらない会話を披露してすみません。

 

ドクターXのプロットは、勧善懲悪の定型にはめられているものの、セリフは、その時のキーワードやウィットにとんだやり取りが散りばめられていて楽しい。今回も、都民ファーストをもじった、患者ファースト、話題となったゲスの極み、忖度などの言葉がセリフの随所に見られた。しかし、そんなお遊びが活きてくるのも、演者の確かな演技力あってこそなのである。だから、西田敏行や岸部一徳がセリフの中に、おふざけの言葉ややり取りが入っていても、彼らの演技力により、その遊び心の入ったセリフが生命力を持ち、ドラマの面白さを倍増させるのである。そんな中、陣内孝則の残念さが際立っている。もう20年ほど前であろうか、陣内孝則と雛形あきこ主演の不倫ドラマが放送されたのだが、大根×大根の相乗効果でプラスに転じるかと思いきや、当然のごとく、そんなことは一切なく、1時間のドラマ中、ワーワーギャーギャー騒ぐだけの酷いドラマ、いやドラマのカテゴリーに入れるのもはばかられるほどの出来ばえであったのを思い出した。今回も、陣内の演技力のなさのせいで、せっかくのセリフがコントのセリフみたいに聞こえ、しかもセリフのない場面では大袈裟にしかめっ面をしたり、過剰な顔芸がシーンの邪魔になり、ドラマで陣内が出演する箇所が浮いて見えるのが、本当に残念だ。しかも、あの白髪は、本物なのか、役作りのためなのか分からないが、陣内の顔に全然似合わないのである。だから、外見もコントなら、セリフ回しもコントのような大惨事になっているのである。こんなことを言ってはバチが当たるかも知れないが、早く殉職して欲しい。せっかくなら、「太陽にほえろ」の誰かの殉職シーンをパロって欲しい。

 

話は変わるが、最近、ブルゾンちえみがテレビ出演すると、必ずと言っていいほど、WithBのダメ出しをしている。私は、今年の初笑いからずっとブルゾンちえみを応援しているのだが、テレビ上でのダメ出しはやめるべきだ。なぜなら、ブルゾンちえみもフリートークはあまり強くなく、まだまだ発展途上なのに、ポンコツWithBにダメ出しなんて、笑いを分かってる大物感が少し鼻につくのだ。それにしてもWithBは、本当にポンコツだ。しかし、継続は力なり・・・ポンコツも継続していれば、力となりうるだろうか・・・・。なさそうだなぁ・・・・。個人的には、愛すべき二人なんだけど。

 

しゃべくり007に、桑田真澄の息子のMATTが出演した。初めて見た時、その見慣れない風貌に心底驚いたものだった。しかし、この物件は、継続は力なりが実証されている。もう既に何度かテレビで見て、すっかり違和感なくMATTを見ている私がいる。見慣れただけだけど。人の心は移ろいやすい。稼げるうちに、次回の整形代を稼いだほうがいいぞ。頑張れMATT。

 

もう随分前のブログで、昭和スタンダードを引きずるフジテレビを批判した。保毛尾田保毛男事件は起こるべくして起こった。フジテレビは、本当にいい加減にした方がいい。視聴率うんぬんより、時代の流れが読めない媒体となった、その事実が致命的だという事にいい加減、気付くべきだ。