今回のワイドナショーには、ゲス不倫でお馴染みの川谷絵音がコメンテーターとして登場した。画面を見た瞬間、自身のスキャンダルを松本たち芸人にイジッてもらう事で禊を済ませる魂胆が見え見えで嫌な気分になった。言っておくが、私は、決して不倫を非難することはしない。基本、大人として自己責任で自身が後悔しない人生を送ればいいのではないか・・・というスタンスだからだ。したがって、川谷絵音に関して、ネガティブな気持ちは一切無かった。あるとすれば、一連の騒動の最中にラインで流失した「友達で押し通す予定!」という世間を侮ったベッキーの発言を許容した川谷に対して、そんな女を好きになる男なんだという認識しかなかった。
しかしである・・・画面を通して見る川谷は、物腰柔らかく、的確に質問に答える感じの良い青年だったのである。ベッキーへの気持ちも正直に話したし、実家へ連れて行った件に関しては、完全にベッキーを庇う男気も見せた。東野をはじめとする辛辣な質問にも誠実に答え、松本やヒロミのツッコミにも笑顔で応えた。さらに、現在、ラインで芸能人へメッセージを送ると、誰も自分の事を信用してくれず、返信は短い文かスタンプだけの返信が多いとの自虐ネタまで披露した。ワイドナショーじゃなくても、ある程度、自身の力だけでマイナスイメージを払拭出来たかも知れないと思わせるくらい世の中に好印象を与えたと思う。数か月前に同番組に出演したベッキーの胡散臭さとは対照的であった。鬼の首を取ったように川谷が不倫した事を咎めていた正義感溢れる人々に今日の感想を聞いてみたい。
恋愛スキャンダルは、バラエティ番組で笑いに昇華させるのが一番だ。しかし、それ以外、例えば薬物とかは、シャレにならないだろう。それにしても東野の実力は大したものである。今回の川谷の出演が成功(私はそう思う)したのも、東野の手腕に寄るところが大きい。誰もが聞いてみたい下世話な質問を、東野の特徴である非情さでシレっと聞くことが出来るのである。それによって、川谷も身を削る事を視聴者に見せ、禊とすることが出来たのである。
ゲストコメンテーターとしてガングロアナの岡副麻希が登場した。彼女は、人と話す時は、いつも言葉のキャッチボールが出来るように心掛けていると言った。東野が優しく、インタビューの後、キャッチボールがいまいちだったなとか反省することはあるんですか?と聞くと、トンチンカンな答えをする岡副。東野がイラっとして、「言葉のキャッチボールって言ってるけど、君、ボール持ってないよ」と言ったのには、大笑いした。相手をけなして笑いを取りつつ、上手い落としどころへ持っていき、話を何となく良い話へと終着させる東野は、本当にスゴイ。さらにスゴイのは、東野は自身の才能に気付いているのかいないのかは分からないが、それをサラッと受け流して、自身の才能を俯瞰で見ているところである。