今回の「水曜日のダウンタウン」では、生徒が授業中に早弁しても見つからない説の検証であった。3回の検証がなされたが、先生役として、ダチョウ倶楽部の寺門ジモン、大林素子、アニマル浜口の3人。生徒役は3回とも同じ生徒たち。生徒役として、アンガ田中、とろサーモン久保田、彦摩呂、鈴木奈々、マテンロウのアントニー、バイきんぐ西村の6名だった。食べる量と食べる難易度が高い程ポイントが加算された。先生役は、偽企画で呼び出されて10分間の講義をすると依頼されているので、検証の事は何も知らず、生徒が早弁しているのを見つけたら、その生徒はポイントがもらえないという仕組みだった。
まずは、1時間目の授業は、ダチョウ倶楽部の寺門ジモンだった。私自身が授業に参加しているかのようにドキドキした。というのは、寺門は、芸人でありながら冗談が通じないからだ。
寺門が黒板に書いている間に、サンドイッチを頬張る生徒たち・・・。単純に面白かった。途中、寺門が様子のおかしい田中に気付いたが、とろサーモン久保田が、寺門の大好物である肉の質問をすることで、寺門はすぐその質問に食いつき、田中は難を逃れた。芸人の間では、クズ人間だと評判の久保田。仲間を助けたというよりも、人を欺く術に長けているという印象を受けた。彦摩呂がサンドイッチの入れ物を落として、寺門に見つかるというアクシデントがあったが、サンドイッチを食べている事までには気付かなかった。まさか早弁をしているとは夢にも思わなかったからだろうか。
2時間目の先生は、大林素子。久しぶりにテレビで見たが、やっぱり圧倒的なデカさだった。授業を聞きながら、ステーキをナイフで切るバイきんぐ西村。カップヌードルにお湯を入れる田中。真面目な大林素子が一生懸命、黒板に書いている間に、4人は完食。時間切れになりそうで焦った田中がカップヌードルをすすった瞬間、ズルズルという音が響き渡り大林に見つかった。
3時間目は、アニマル浜口が教師役だった。アニマル浜口は、生徒を動かし、声を出させるといった文科省推奨のアクティブラーニングまで実践したのだが、自分以外の事は全く見えないという彼特有の性質により、まさにザル状態。アントニーがつけ麺の汁をこぼしても気づかない浜口。久保田にいたっては、ポイントが一番高いもんじゃ焼きに挑戦。授業中にホットプレートにジューという音を立ててもんじゃを焼くも全く気付かない浜口。最後は、学級崩壊状態になって、食べ放題だった。
私も教師を生業にしているが、以上の検証は、真実を突いていたように思う。安倍首相提言の「一億総活躍社会の実現」、まぁアッサリ言えば、「ゆったりとした老後など期待せずに皆死ぬまで働けよ」というメッセージなのだが、教育界でもそれを実践している。一度定年退職した教師が、時間講師などの名目で教壇に立ち続けている。私は、立場上、授業風景を見て回るのだが、定年前はどんなに優秀な教師であっても、定年後、年齢を重ねるにつれ、生徒との乖離が生まれ、生徒を掌握出来ない教師がほとんどなのである。そして、そんなベテラン教師は、自分の授業に酔って生徒を見ていないのである。今回のアニマル浜口は、デフォルメされた形だったが、だいたいあんなものである。授業が成立するのは、一部のエリート校だけである。一億総活躍・・・教育の現場は、老害である場合が多い。年金を貰うまで働かざるを得ない事情もある。老後も適当な量を働き、生きがいと収入を確保したい気持ちも分かる。しかし、教育の現場では、教える方の事情を優先するのは罪だと思う。今回の検証を何人の教育関係者が観ていたか知らないが、なかなか核心を突いた検証だった・・・。面白い企画だった。あと、彦摩呂の異常な太り方は、ファンでなくとも彼の身体を心配せずにはいられなかった。