ワイドナショーに、いとうあさこが初登場した。今週は、北朝鮮問題から金正恩氏を超える危険物件である泰葉氏の問題まで語られたのだが、いとうあさこは、終始、公平な物の見方をしてコメントした。そのあたりの品性は、彼女の母校、雙葉中学、高校出身というバックグラウンドに起因しているものと思われる。実家も裕福で、正真正銘のお嬢様育ちだ。コメントそのものは、いたってまともで、誰も傷つけないよう配慮されたものだった。これからコメンテーターの道も開けるかも・・・。
私は、いとうあさこが、「朝倉南 32才・・・最近、イライラする」と言いながら、水色(あえてこう表現する)のレオタードを着て、新体操のリボンを振り回し、結婚出来ない、モテない自虐ネタをしていた頃を覚えている。エンタの神様あたりでブレイクし始めたと記憶しているが、当時は、好感を持って売れない女芸人を応援していた。
その後、いとうは徐々に活動の幅を拡げ、テレビでの露出が増え、売れっ子女芸人となった。イッテQでは、全裸ペイントで垂れた乳をゆっさゆっさと揺らしながら全力疾走するというプロ根性も見せつけた。彼女は、プロに徹している。笑いのためなら、お尻くらい喜んで晒す。一貫して、好感度も落とすことなく、むしろ、万人に愛される人気者となった。
彼女は、面白いか面白くないかで言うと、面白い部類に入るだろう。爆笑はしないが、ゆるい感じの笑いが持ち味の正統派マセキ芸人であり、人柄の良さも画面を通してにじみ出ている。しかし、私は、いつしか、いとうあさこがあまり好きではなくなった。彼女は、32才頃から更年期ネタなどをしてきたのだが、あまりにも自分をババアと呼び、自虐ネタに徹した結果、現在46才となり、元々美しい容姿を、日々のお酒で、見事な中年太り、立派な二重顎へと成長?させた。お望み通りになったのだ。今の時代、30代前半なんて、まだまだである。それなのにあまりにババアとテレビで言いまくる彼女が鼻についたのかも知れない。笑いに魂を売って、美貌を捨てた彼女が同性として嫌なのかも知れない。いや、なんだかあまりにも早く、女のステージを捨てて、品のないオバサンを演じる彼女が痛々しかったのだ。自らをババアと称して、女芸人の「女」を取り去るのは簡単だ。しかし、森三中の大島だって、芸のためなら、全裸も厭わないプロの芸人だが、彼女は、それ以外では女らしさ、可愛らしさを保っている。彼女は、真の芸人だ。芸人に徹することは、女を捨てることではない。そこをはき違えているいとうあさこに、私は、イラっとするのかも知れない。