日テレで28年目に突入した「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」で、約8年ぶりにダウンタウンのフリートークが復活した。以前、松本が述べていたように、正真正銘のフリートークで台本はナシ。松本言うところの「話の瞬発力」が全てである。

 

復活を記念してか、二人お揃いのスーツを着て、会場を湧かせた。松本がマッチョになり、スーツがパンパンだった事が時の流れを感じさせた。

 

まず、浜田が会場に日テレ制作局長が観覧に来ていたので、汐留のエレベーターの遅さに文句を言った。1階から11階のタレントクロークまで、何回もスタッフが乗り降りするから、中々目的階までたどり着かないと。タレント専用のエレベーターを設置すべきだと言った。すかさず松本は、「タレントを特別扱いするのはどうか。スタッフあってのものですから」と浜田の文句に対して、オチを付けた。

 

あと、松本が提唱した「ピッチャー最強説」は、面白かった。対ゴリラだったら、硬球を弱点目がけて投げられるピッチャーが最強だという説だった。松本は続けて・・・例えば大谷翔平が徳川家康の前にタイムスリップしたら・・徳川は大谷の胸に書いてあるなんやあれ・・・あっファイターズね(浜田が助け舟)・・すると家康がファってなんやねん・・・まぁファも読まれへんけどね。という話の流れの中で最後のセリフは浜田とシンクロした。まだまだ息もピッタリだ。

 

ただ、「すべらない話」でも感じるのだが、松本が話す嫁、娘との話は面白くない。松本が嫁や娘を愛するあまり、お笑い感性が鈍るのかも知れないが、聞いている第三者は、面白くない身内ネタを聞きたくない。先ほどの「ピッチャー最強説」など、松本の感性がキラリと光る話をこれからも聞きたいと思う。それから、二人の笑う時間が長くて、やや間延びした感じは否めなかった。まぁ、20代のスピード感と比較する方が無理な話か。

 

私は、今回のフリートークは全体としては面白かったと思う。台本や打ち合わせナシで、コンビであれだけのトークが出来るコンビが日本中にいるだろうか?片方が面白くても、相方が弱い・・・普通のコンビはそんな感じだ。ダウンタウンの強みは、二人ともずば抜けたお笑い感性を持ち、おそらくお互いをリスペクトしているであろうところだ。だからこそ、自分の感性でドンドン先に話を進めても、必ず相方が話を広げて落としてくれる・・・そんな信頼関係をフリートークから感じることが出来る。これからも、その実力を後輩へ見せつけて欲しい。そして、それがお笑い界のレベルアップの一助となれば、我々視聴者もテレビを見る楽しみが増えるというものである。私は、以前のブログで、ガキの使いは、時代を2周ばかり回って、新たな笑いを生み出すのではないか・・・と書いたが、まさしくダウンタウンは、ひょっとしたら、さらにもう一度、新たな時代を築くのかも知れないという期待を持った。