久しぶりにガキの使いを見た。今回は、年末に放送された「笑ってはいけない」の中で、セクシー俳優、斎藤工が若手芸人「サンシャイン池崎」のモノマネをして好評を博したが、その二匹目のドジョウを狙った、題して「二匹目のサンシャイン斉藤グランプリ」だった。どれだけ、斎藤工のように、吹っ切れてサンシャイン池崎のマネが出来るのか・・・それが評価のポイントだった。

 

実にくだらない企画なのだが、これが思いのほか面白かった。出場者は、今まで構築したものをすべて投げ捨てて「サンシャイン池崎」に成り切ったからである。そう、昨年末に世間をあっと言わせた斎藤工のように。

 

一番手は、最近めっきり出番の減ったJOYだった。白人特有の若年性劣化によるのか、痩せ過ぎによるものか分からなかったが、顔をしわくちゃにして「イェ~~~~~~~~イ」と絶叫するさまは見ものであった。

 

映画コメンテーターの有村崑、ココリコ遠藤と続き、四番手は、ボビー・オロゴンだった。中身は、もちろんフィクションだと思うが、「預金残高、各投資を含めて2億〇〇千万円」と言ったのは、あながち嘘ではなさそうなリアルな金額だった。最後は、亀田大毅が登場。「すべての反則の生みの親」「暗証番号9110、ナイトウと覚えてください」など自虐ネタも入れ、サンシャインになりきり、日曜日の深夜であるにもかかわらず、テレビの前で大笑いをした。

 

サンシャイン池崎を初めて見た時は、ただのウルサイ一発芸だとなめていたが、ガキの使いを経て、意外と優良コンテンツに成長しつつある。フォーマットは決まっているので、中身を自身のネタに変えて、自分をかなぐり捨てて絶叫しさえすれば、あらゆる場面でそこそこ受けること間違いない。流行るのが少し早すぎた感もあるが、うまくいけば、今年度末の忘年会では、ネクタイを額に巻き、「イェ~~~~~~~~~イ」と絶叫するサラリーマンがあちこちに出没しそうである。大したネタでもないこのネタを優良コンテンツへと昇華させたセクシー俳優、斎藤工の功績は称賛に価する。そして、その企画を考えた「ガキ使」スタッフもまだまだ捨てたものではない。最近は、ダウンタウン好きの私でさえも、ガキ使を見るのが辛くなってきた。それは、ガキ使を見れば、笑うものという不文律が壊れてきたからである。しかし、今回の企画を見れば、ガキ使は、時代を2周ばかり回って、また新たな笑いを生み出すのではないかとほのかな期待を抱いた。

 

ところで、話は全く別物であるが、女子プロレスの浜口京子は、テレビに出ていいのだろうか。

彼女のピュアさは本物と見た。それは、芸能界系譜ではジミーちゃんのグループに属する人の特徴である純真無垢に通ずるものだ。それならば、「ぶりっ子」とか、箱入り娘の世間知らずという言葉で片づけてはならない物件のような気がするのである。